プレスリリース

新・にほん風景遺産 神々と暮らす島 宮島を巡る

2015.09.07

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神の島・宮島で受け継がれる、たのも船と呼ばれる手作りした小舟を大鳥居のある海に流す「たのもさん」を中心に、新しい航路で宮島を再発見。
知られざる魅力を紹介し、宮島で生活している人々と触れ合う旅を提案します。
かつて島全体が御神体とされ、農耕が禁じられていた宮島。
農作物への感謝の念が強く、五穀豊穣を祈る民俗行事「たのもさん」が生まれました。
宮島の秋の風物詩として百年続くこの祭りは、神の島に生きる人々の素顔が見られる貴重な瞬間ですが、一般の観光客が見ることは殆どありません。
今回の旅人・中本賢さんも自身のたのも船を作り、古くから伝わる営みに触れます。
また、弥山の山頂付近に保たれている世界遺産の原生林を目指してトレッキング。日本で唯一の、鬼の神を祭るお堂・三鬼堂を訪ねます。
さらに、幻想的な宮島ローソク祭り「萬燈会」に感無量し、農業が許されなかった代わりに発展した伝統工芸技術の実体験や、嚴島神社創建にまつわる物語を知る「七浦めぐり」など、宮島の歴史と伝統が息づく場所や人々を訪れ、大人の旅をお届けします。
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【見どころ】
先月9月13日(日)世界遺産の島、宮島で小さな祭りが行われました。その祭りは漆黒の闇の中、厳島神社から大鳥居方向の対岸に手作りの小舟を流す「たのもさん」という祭りです。私は5年前に知り、いつか紹介したいと思っていました。今回BS朝日との共同制作の機会を得、やっと紹介出来ることになりました。
海に浮かぶ小さな船は夜風を帆一杯にはらみ、船に「ちょうちん」が灯り、大鳥居周辺をゆらりゆらり進みます。まさに「にほんの風景遺産」にふさわしい幻想的な風景です。
どうしてこのような祭りが始まったのでしょうか?
その答えは感謝。
宮島は古来より島全体が"神様"と信じられていたため、昔から土地を耕さないという信仰のために、作物を作ることが出来ませんでした。そのため作物が届く対岸への感謝の気持ちを込め、「たのも船」という手製の小船を作り、船内には団子のお人形・おはぎ・果物・さい銭などを乗せて農作物を作っている対岸の大野町のお稲荷様に向けて流したことが始まりです。
その伝統が百年、島の人たちによって続けられています。
地元広島でも知られていない「たのもさん」。是非、広島そして全国の方に見ていただきたい小さな祭りです。

プロデューサー 森田和稔 

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