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慣れるためには経験をするしかない

投稿日: 文 : ホビーの匠 MC 中島尚樹


え~。個人では、なかなかの量のゲーム制作のお仕事を頂いてますが



日々、感性アップの為にゲームをしたりします。



まぁ...最近は忙しくて、遊べても二ヶ月に一回程度ですが、


それでも最新のゲームを遊ぶように努めています。



どんどんとゲームの進化は続いており、



表現できることが格段にリアルになっているなと言う



当たり前の印象を持つわけです。





ホラーゲームなんてやってると、その怖さは異次元レベルでして



サバイバルホラーの金字塔バイオハザード最新作なんて怖くて怖くて仕方ない。



余りに怖くて、プレイを始めると



最初のステージでかなりの時間が掛かります。




今、振り向いたら後ろには...



あの角を曲がったらその先には...



トーストをくわえた転校生が「遅刻!遅刻!」と走ってくるわけもなく




もう、おぞましいゾンビがぐわぁ~と来るんです。



心臓がピャッとなるわけです。





ただでさえ普通のゾンビが怖いのに、途中からボスクラスのゾンビも出て来て




あんぎゃぁ!となります。




そいつがしつこくて、何度も出て来ては、執拗に追いかけて来る。



やっと逃げきったぁ~と安心してゲームを進めていると



要所要所で、ピャッとさせられるんですね。




しかし...だんだんと慣れてくるんですよ。




その恐怖に。




ボスクラスのゾンビと遂に決闘となって、




「勝てそうにないけど...やるしかないのか?」



と覚悟を決めて闘うわけです。





辛くも勝利を掴み、ボスクラスの亡骸を見下ろしながら




「やっと勝てた...」なんて本気で思ったりします。




そして、ゲームが進んで行くと...





小慣れている自分に気付きます。




最初は移動もおぼつかなかったり、銃を構えたりするのも


ドタバタだったのが、普通のゾンビなら、サクッと倒せるようになる。



所持している弾薬数や武器のグレードが上がっているからでしょうか?



いやいや。ゲームを作る側もその辺りを配慮して、どんどんと新しい



恐ろしいゾンビを用意するわけですが...




そこまで怖くない。




見たことも無い動きの敵に翻弄され、GAME OVERになっても


リトライする時は「じゃあ、次はこう立ち回ろう」と


冷静にシュミレーションしてる自分がいたりします。




そんな麻痺にも似た感覚でゲームは進み、いよいよ大詰め...




ステージ1で執拗に追い掛けられ、何とか倒すことが出来たボスクラスのゾンビが



二体仲良く登場してきましたよ。



これはさぞかし恐ろしいかと思いきや...





「う~ん。まずはこっちを先に倒すべ。」


なんて焦りながらも考えてるんですね。




慣れって本当に怖くて、ゲームの中身以上に怖いです。




どれだけ手際よく倒せるかに始まり、所持品の節約や、ポイント獲得に


心血を注ぐようになってきます。



制作者がそう言う風に作っているのかと言えば、半分正解で半分ハズレです。




ゲームの話からは逸れますが、


僕の好きな海外ドラマにウォーキングデッドってのがあります。



ゾンビが街を占拠する。自分たちもゾンビになるかも。



みたいな緊張感漂うドラマシリーズ。



シーズン4辺りまで出てて、とにかくゾンビ、ゾンビ、またゾンビです。



第一話とか本当に怖くて、逃げて~!!って感じでした。



一体倒すのに相当の時間を要して、


倒せた後は「ふぅ~」と安堵のため息が出るほど。





そして、回が進む毎に、ゾンビがないがしろになってくる。



ゾンビとの戦闘経験が少ない小さな子供も、さっくりとゾンビを倒せるようになる。


あれほど怖かったのに、今や挨拶程度。





頭をポーンって感じで。


恐ろしかったゾンビも、寝起きで新妻にじゃれついて来る旦那程度の存在。


「はいはい」と軽くあしらって、頭をポーン。




今や、内容は人間ドラマになってますよ。ウォーキングデッド。




「あんたなんか知らない!」なんて泣きながら家を飛び出す少女。



飛び出した玄関先でゾンビが「あ~」って言ってて、ポーン。



視聴者に忘れられない程度にゾンビが出て来る感じです。



これもまた、作者の意図するところでしょうか?


半分正解、半分ハズレなんです。




全てにおいて人は麻痺してしまう生き物でして



恐怖は勿論、感動や...悪臭でさえ、麻痺するように出来ています。




最初は怖かったゲームでも、その世界観に溶け込んで行くと



「こんなもんか」と思えてくるのです。



その証拠に、同じジャンルの別なホラーゲームをしたら



やっぱりステージ1は恐怖で前に進めません。



強力な武器を始めとする武力が恐怖を塗り替えるのではなく



単に慣れて行くのです。



だから、その解決方法として、敵を強力にし、自身の武力も比例して高め、



別なゲームへと昇華させているんでしょうね。




くだんの海外ドラマで言えば、ゾンビを強力にするのではなく、



新しい物語や人間ドラマでひきつける...って具合でしょうか?




事実、ゾンビに占領された世界で慣れが生じてくると



人間の方が怖いなと思います。



そう言う目線付けをしているんでしょうね。




現実世界にゾンビは居ませんが、とかく生きていると色んな障害に出くわします。



大きなプロジェクトで死ぬほど緊張したり、



責任ある立場でプレッシャーに押しつぶされたり、



途方も無い行程のスタート地点で愕然としたり...



でも、それもこれも慣れなんです。




一度経験したものは、未経験のものと比較すれば間違いなく慣れています。



ゲームやドラマのようには行かないでしょうが、


経験していないより、経験している方が、立ち向かい方にも違いが出ます。





それが悪く働くから「初心忘れるべからず」なんて言葉もあるんですが...。




沢山の壁を超えて来た人は、やっぱり強いわけです。




皆さんもこれから先、多くの壁が待ち受けていることでしょう。



最初は苦しみながら時間を掛けて乗り越えることになるかもしれません。




でも、大丈夫です。



初めて超える壁に、心臓はピャッとなるものですが...



慣れてくれば、一度クリアした壁なら、ポーンですよ。




ポーン。




※このブログは全てフィクションです。ブログの全文はホームテレビの審査を経て掲載されています。


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