♠ Episode18｢抱かれたい女｣

夏の夜の公園｡大学のサークル仲間たちが花火を楽しんでいた｡
彼氏と別れたばかりの風香は､1人浮かない表情｡
｢じゃあさあ､風香の家で元彼の愚痴パーティー開こうぜ｡｣
と友人の聡が提案し､皆で集合することに｡
そこに､サークルの先輩の真人の姿もあった｡

1人暮らしの風香の部屋に集まった5人は､お酒を飲みながら風香の元彼の話で盛り上がる｡
｢別れたことは後悔してないけど､なんか色々むかつく｡夏の予定もぜーんぶなくなったし｡｣
そんな話で盛り上がる中､真人は1人ゲームに夢中｡
｢ここは落ち着くね～｡｣

そして朝を迎え､真人以外は全員風香の家を後にしていた｡
居心地良くゲームをし続ける真人は｢いつでも来ていい？｣と風香に尋ね､了解を得ると突然｢じゃあ､つきあっちゃおうか｡｣と告白｡
動揺した風香だが付き合うことに決めた｡

だが､しばらくして外で遊びたい風香と､家の居心地の良さで満足する真人の間にすれ違いが生じてくる｡ベッドで添い寝しても､一線を越えることもない｡

真人の真意が分からないまま､サークル仲間とボウリングに興じていた風香に､再び突然真人から｢別れよう｣とのメッセージ｡
にもかかわらず､再び風香の家を訪れる真人｡
もうなにがなんだかわからなくなった風香は・・・

突然真人から｢別れよう｣とのメッセージ｡にもかかわらず､再び風香の家を訪れる真人｡
もうなにがなんだかわからなくなった風香は・・・

>>B：｢抱いて｣と言う

ギュッと風香を抱きしめる真人｡しかし､結局そのまま眠りについてしまった｡そうして２人の夏は終わり､１年後・・・添い寝以上に２人の関係が進展することはなかった｡

就職活動に励む真人｡一方の風香は同級生に悩みをこぼし､モヤモヤばかりが募っていく｡

ある日､真人から｢彼女といる｣と告白を受ける｡
彼女いたんだ・・・真人に問い詰めると､風香のようなソフレが他にも３人もいるという｡
居心地の良さだけを求める真人の事がますますわからなくなる風香｡

そしてさらに1年後､今度は風香が就職活動に励むようになっていた｡
真人から呼び出しを受けた風香｡すると
｢３日前､彼女にフラれた｡でも､もう一度アタックしたいので､風香とは会えない｡｣
と理解に苦しむ展開に｡

モヤモヤしている風香の家を訪れたのは､友人の聡｡
すると｢ずっと風香のことが好きだった｡｣とまさかの告白！
｢彼氏もいないし・・・｣
風香の選択は？

モヤモヤしている風香の家を訪れたのは､友人の聡｡
すると｢ずっと風香のことが好きだった｡｣とまさかの告白！
｢彼氏もいないし・・・｣風香の選択は？

>>A:その場でOKする

｢・・・いいよ｡｣
もう真人のことは忘れる決意をした風香｡その夜､聡と風香は1つになった｡

ところが､聡と付き合ってみると､デートの段取りばかりを気にする彼の様子に､少々風香もお疲れ気味｡
｢デートって大変・・・｣
そう思っていた風香に､真人から｢会いたい｣とメッセージが届く｡

久しぶりに再会した風香と真人｡
｢1人になって本当に大切な人に気が付いた｡それが風香だった｡｣
調子のいいことを言う真人｡
風香は､聡と付き合っていることを告げるが､ついつい真人とホテルに向かう｡
そこで真人は､なぜ添い寝だけで済ませていたのかの理由を風香に話す｡
同情する風香｡それでも､恋人には戻れない｡

その後真人は海外に転勤｡聡とも別れ､1人になった風香｡
彼女が抱きしめていたのは､お店で購入した熊の抱き枕だった｡

モヤモヤしている風香の家を訪れたのは､友人の聡｡
すると｢ずっと風香のことが好きだった｡｣とまさかの告白！
｢彼氏もいないし・・・｣

>>B:一旦保留する を選んでいたら､風香の運命はどうなっていたのか・・・？

｢ごめんなさい・・・今すぐには付き合えない・・・｡｣
聡の告白を断った風香｡いまだに､風香の脳裏には真人の残像が浮かんでは消えていた｡

それから､真人に連絡を取ろうとするも､全くつながらなくなった｡
1年が経ち､風香は就職しても､真人の消息はつかめない｡なぜ真人は消えてしまったのか？
風香は思い切って､真人の元カノ・ゆいに会うことを決めた｡

すでに他の男性と結婚していたゆいに､真人の居場所は分からなかった｡
ただ､なぜ別れたのかの理由を聞くと・・・
｢彼は精神的に女性を抱くことが苦手でね｡｣とショッキングな事実が｡
真人が添い寝フレンド=ソフレで満足した理由を初めて知った風香は自分を責めて泣く｡
｢私が真人を求めたから､知らない間に彼を追いつめていた・・・｣

ピンポーン｡
風香の家の呼び鈴が鳴る｡
そこに立っていたのは､真人だった｡
海外へ武者修行に行っていたこと｡
ゆいと会ってソフレの事実を知ったこと｡
2人は話し合った｡
そして､かつてと同じように､真人は添い寝をした｡
ただ一つ違ったのは・・・真人がキスを求めたことだった｡

真人からの初めてのキス｡
2人はお互いの傷を癒すかのように､寄り添いながら眠りについた｡