♠ Episode30｢スパイな女｣

信子(藤安)は雄一(さいねい)と付き合い始めて1年｡
部屋に入ると､突然電話を切り､スマホ画面を伏せて置く雄一に違和感を感じる｡
気のせいかと思い､翌日のデートの話に及ぶと､雄一は
｢友達の誘いに行っておいでよ｡｣
と信子を送り出そうとする｡
｢俺は･･･熊本にでも行くから｡さっき高校のツレと話してて､会いたくなって･･･｡｣
怪しい雄一に怒る信子｡
だが､抱きしめられて｢スマイルスマイル｣の言葉に､ついつい笑顔になってしまう｡

翌日､親友の友子(舛井)とお茶をする信子｡友子は､雄一の行動が絶対に怪しいと言う｡
これまでも彼氏に浮気され続けてきた信子を心配し､友子はあるテクニックを伝授する｡
それは､雄一のスマホの中身を見る作戦！
｢ターゲットがロックを解除する瞬間にパスワードのナンバーを覚える｣
これは不発に終わる｡
｢ターゲットをスマホから離すために､突拍子もない嘘をつく｣
これは一旦成功｡雄一は家を飛び出すが､思いつくパスワード候補を入れても､解除にならない｡
｢ターゲットが眠っている時に指紋でロック解除｣
しかし､最終的にはイチャイチャして終わり｡

こうしたやり取りを経て､信子は雄一が浮気していないと信じるが､呆れた友子は奥の手として､愛梨(井上)を同席させる｡
愛梨からは､雄一の疑わしきスマホ設定を次々と指摘され､信子も再び不安になっていく｡
そして
｢どんなロックがかかっていてもスマホを覗く方法がある！｣
愛梨からの甘い言葉に信子は･･･

雄一(さいねい)の浮気を疑う信子(藤安)は､友人の友子(舛井)が紹介した愛梨(井上)から
｢どんなロックがかかっていてもスマホを覗く方法がある！｣
と言われ・・・

>>A：奥の手を聞く

疑心暗鬼はもう沢山！と､信子は悪魔のささやきを受け入れることにした｡
1週間後ー､翌日久々のデートだと言うのに雄一は自分の家に帰ろうとする｡
｢由美って子に会いに行くんでしょ？｣
信子からの突然の指摘に慌てる雄一｡
実は信子は雄一が風呂に入っている間に届いたLINEメッセージに､由美の名前と記念日が書いてあることで詮索を開始｡
SNSを使って由美本人に直接コンタクトを測っていたのだ｡
非を認めた雄一に対し､信子はそっと一言｡
｢次したら､チ○コ切るからね｡｣
それから信子は､雄一の罪悪感につけこみおねだり三昧｡

さらに1週間後ー､夜景の見える公園でデートした2人だが､信子は雄一に対し歩いて帰れと制する｡
？マークの雄一だが､信子は
｢熊本の真由さんと浮気してるでしょ｡｣
と問い詰める｡
信子は､ロックがかかっていたスマホを音声機能で立ち上げ､雄一の予定をあぶり出していたのだ｡
観念した雄一は真由へ別れの電話をかける｡
しかしそれも嘘だと見破った信子｡
スマホの機能を使いこなすと､こうも簡単に浮気の証拠は暴かれるのであった｡
｢真実の愛は幽霊のようなもの｡誰もがそれについて話をするが､それを見た人はほとんどいない｡｣
テレビから､恋愛格言が虚しく告げられる・・・｡

雄一(さいねい)の浮気を疑う信子(藤安)は､友人の友子(舛井)が紹介した愛梨(井上)から ｢どんなロックがかかっていてもスマホを覗く方法がある！｣と言われ・・・

>>B：彼氏を信じる

奥の手を聞くことを拒否した信子｡
世の中には､知らなくてもいいこともあるはずだ｡

数日後ー
翌日にデートを控えた2人だったが､雄一は自分の家に帰ると言い出す｡
わざわざ帰るなんて・・・｡雄一がシャワーをあびている間､机に置かれたスマホが無性に気になる｡
雄一は､自分の財布がないことに気づき､信子に探させるがなかなか見つからない｡
ふと､車の中にあるのではと思い駐車場へ｡
確かに､ダッシュボードの中に､雄一の財布はあった｡
しかしそこにあったのは・・・領収書が一通｡日付は､雄一が熊本に行くと言っていた日だった｡
｢あの日､雄ちゃんはどこに行ってたの・・・？｣
そこに書かれていた内容を目にし､信子は雄一との出会いを回想する｡溢れる涙・・・｡

｢雄ちゃん､私に隠し事してるでしょ｡｣
熊本に行っていなかったことを問いただされ慌てる雄一｡
あの日雄一は､信子のための婚約指輪を購入していたのだった｡
｢嘘が下手なんだから・・・｡｣
雄一のサプライズは台無しに終わったが､2人は改めてお互いの気持を確認し合ったのだった｡

翌日､2人は新鮮な気持ちで待ち合わせをし､雄一の母へと会いに行った｡