担当:渡辺美佳アナ・中西希アナ
三原市にある「本郷ひまわり保育所」。
天井近くまで浸水したスーパーや病院の間に位置する保育所で、園舎の内部も、同じように、1階の天井近くまで水位が上がったそうです。
壁にはその爪跡が残ったまま…
子ども達の教室や絵本、制作物など、水浸しになった大切なものが、災害から3ヶ月以上たったこの日でも、まだ園の前に積み上げられていました。
公立の本郷ひまわり保育所の園の復旧作業にはかなり時間を要し、再開するのは、来年秋以降…
そのため、通所していた107人の園児は、現在、三原市内の5箇所の保育園に別れて通っています。
子ども達も、先生も、バラバラの生活を、余儀なくされているのです。
通園する保護者の皆さんも、送り迎え時間やルートが変わって、どんなに大変かと…胸が痛みます。
今回は、その中の1つ、年長のクラスが通う高坂保育所へ向かい、高坂保育所・ひまわり保育所の子ども達と絵本を楽しみました。
乳児のみんなは、横一列に並んでくれて、お行儀良く聴く姿が可愛くてたまらなかったです。
小さな手や体を一生懸命動かして、一緒に歌ってくれました。
幼児組のみんなは、積極的に、よく話してくれる子が多く、賑やかな楽しい会になりました。
ぽるぽるダンスも、既におどれる子がくて嬉しかったです!
2つの園の子ども達は、別の教室で生活していますが、イベントごとは一緒に楽しみ、新たなお友達作りになっているようです。
そんなひまわり保育所のみんなの合言葉を聞きました。
「ひまわり保育所!心はひとつ!がんばるぞ!おー!」
大変なことも多いけれど、助け合う心、優しい心。。。
子ども達は、とても大きな成長を遂げていると思います。
これからも、みんなで力を合わせて、元気に過ごしてね。
【読んだ絵本・紙芝居】
乳児組
- ☆「だるまさんが」(ブロンズ新社)
- ☆「だるまさんと」(ブロンズ新社)
- ☆「どっちにかくれてる」(偕成社)
- ☆「ふたごのたこたこウィンナー」(ひさかたチャイルド)
- ☆「ぼくのくれよん」(講談社)
幼児組
- ☆「けっこんしき」(ブロンズ新社)
- ☆「ぜったいにおしちゃダメ?」(サンクチュアリ出版)
- ☆「まんまるまんま たんたかたん」(童心社)
- ☆「ふしぎなキャンディーやさん」(金の星社)