オバマ大統領の広島訪問から初めて迎える原爆の日。
8月6日は原爆ドームの対岸から特別番組をお送りしました。
式典会場に足を運ぶ人は例年より多くなるのではないか、
海外メディアも含め、より注目される8月6日になるのではないか...
大統領訪問を受け、様々な予測がされましたが、
被爆者の方たちの思いはこれまで通り。
「今を生きる世代の人たちに二度と自分たちと同じ思いはして欲しくない」
「争いのない世界を望みます」 というもの。
被爆者の方たちの思いを継ぐ"被爆体験伝承者"たち。
その活動のなかでも、
伝承者になるための実習中に被爆者本人が亡くなってしまい、
伝承者になることが出来なかった人もいます。
これこそ、被爆者の高齢化が叫ばれる今起きている現状だ、ということを肌で感じました。
オバマ大統領の訪問を一過性のものではなく、次につながる"意味あるもの"にしていくために...
ヒロシマの役割は、これまで被爆者の人たちがそうであったように、
ただただ語り続けるしかないのではないか?と感じました。
毎年、毎年同じように。
どんな状況でも叫び続ける。これこそが今を生きる私たちに求められていることなのかもしれません。
そのために1つでも多く、あの日の記憶を学んでおかなければ...と感じています。
今日、8月9日は長崎・原爆の日です。