吉弘 翔の It's show time

はじめまして!山﨑アナ!

岸田文雄氏が総理に選ばれた。広島選出の首相誕生に親近感を抱いた方も多いのではないだろうか。同じタイミングで広島ホームテレビには広島出身の女性アナウンサーが仲間入りした。山﨑菜緒アナウンサーだ。

 

 

ホームテレビ公式ホームページのプロフィール欄には、「気持ちを新たに広島の魅力をたくさん発見し、お伝えします!」とある。所信表明ならぬ初心を表明した形だ。今回は地元広島出身のニューフェイスを深掘りする。

 

 

山﨑アナは高校まで広島で過ごした後、大学進学と共に福岡に移住。卒業後、長崎で2年半アナウンサーとして働いた。広島で生活するのは実に7年ぶりだ。久々に返ってきた地元について、「新しいお店や若者が行き交い活気にあふれる、パワーのある街だな」と感じたという。

 

 

大学時代は心理学を専攻していた山﨑アナ。幼い頃から知人が悩みを打ち明けてくることが多く、“どうやったら人に寄り添うことができるか”を考え臨床心理士をめざしていたそうだ。研究を深化させるため、心理学の先進国アメリカ・ハワイへ1年間の留学経験もある。

 

 

実はこの留学がアナウンサー・山﨑菜緒を生むきっかけとなった。「ハワイでは周囲の人が自分の好きなことに向かって頑張っていた。改めて考えると、人の悩みを聞くことも好きだけど人と話すことも好き。私の好きなことは…」。自然豊かなハワイの芝生の上で山﨑菜緒は考えた。「アナウンサーもいいんじゃないかな?」。

 

 

小学6年時に平和記念式典で子ども代表として平和への誓いを読んだ経験もある山﨑アナ。「言葉で誰かの心を動かすことができると実感した」という8月6日の出来事もアナウンサーを志した要因の1つだ。

 

 

広島では平和報道に携わることはもちろん、意外と行ったことがない場所も多いため取材で様々な場所を訪れたいと意気込む。「広島のこと、モノ、企業を全力で応援したい。広島がさらにパワーアップするきっかけになれば」。心理学仕込みの“聞く力”で地元広島を活気づける。