第330回
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
『ポカポカ地球家族』
放送:平成15年7月5日(土)午後6:30~7:00
制作:テレビ朝日
☆諮問『広島ホームテレビ標準テレビジョン放送番組の
編集に関する基本計画の改正』について
☆放送番組全般について
議事
諮問
『広島ホームテレビ標準テレビジョン放送番組の編集に関する基本計画の改正』については、下記のとおり改正する。
広島ホームテレビの放送番組の編集にあたっては下記の基本計画によるものとする。
【放送時間】
定期的な番組編成は週間を通して、午前5時00分から翌日午前2時30分の範囲中で実施し、本支社の諸条件によって漸次放送時間の増減を計る。
【番組の種類及び時間比率】
放送番組の分類は報道番組、教育番組、教養番組、娯楽番組、広告及びその他とし、特定の番組種目に偏ることなく、全ての番組種目間の均衡と調和が保たれるよう配慮する。
なお、教育番組及び教養番組の2種目の合計が全放送番組の30%以上となるよう時間比率を配分する。
【番組の編成】
番組の編成については、報道・教育・教養・娯楽等すべての番組をそれぞれの性格に応じて、視聴者構成、及び生活時間等を考慮したうえ、適正かつ調和を計るようにつとめる。
(イ) 定時番組の編成にあたっては、青少年のテレビ視聴に配慮するものとする。特に午後5時~午後9時の時間帯は青少年のテレビ視聴について「特に配慮をする」時間帯とする。
夜間の時間帯は、成人向けの健全な娯楽番組を主とするよう適正に編成する。
報道番組の中で特にローカルニュースについては可能な限り多く放送するようつとめる。
(ロ) 特別番組または単発番組として放送をするものは適宜編成できるよう考慮する。
(ハ) 週に3時間以上、「青少年に見てもらいたい番組」を指定し、編成する。
(ニ) 身体障害者のテレビ視聴に配慮し、「文字多重放送(字幕放送)」「手話放送」等の充実に考慮する。
(ホ) 自社制作番組比率は週間の放送時間の10%以上を目安とし、地域情報の発信を念頭においた良質の番組を制作・放送する。
(へ) 視聴者保護の立場から番組考査を実施し、問題が発生した場合は関係部署が連携をとってすみやかに解決にあたる。
【放送番組の充実】
放送番組の充実に関しては、報道番組、教育番組、教養番組のみならず、娯楽番組、広告についても充分な質的向上を図るようにつとめる。
放送番組の充実のために放送番組審議会・社外モニター・視聴者の意見などを最大限に社内にフィードバックし、番組制作の参考にするようつとめる。
昭和45年9月制定
平成5年5月12日改訂
平成7年4月1日改訂
平成15年7月1日改訂
課題番組について
夢を実現するため、生き甲斐を求めるためなど、さまざまな理由で日本を飛び出し、海外で互いを支え合いながら生活続ける日本人家族。彼らの生活や仕事を通して、暮らしてみてわかる海外の本当の魅力や意外なカルチャーギャップ、役立つ情報などを盛り込んだ番組。広島ホームテレビでは、“青少年に見てもらいたい番組”として推奨しています。今回は、『ドイツで唯一の豆腐屋を経営する日本人~とうふ起死回生の奮闘記~』です。
合評での意見
- 好きなタイプの番組であるが、構成に違和感がある。
1.司会進行をしている二人が無意味である。
2.ゲストも必要性がない。
3.海外で生活する家族はたくさんいるが、必ず夢・希望をもって生活しているとは限らない。普通の生活をしている家族もたくさんいることも紹介してほしい。 - 今回の家族は深刻な問題を抱えていたように思う。家族愛は感じられたが、夢・希望は感じられなく、タイトルの『ポカポカ』にふさわしくない内容だった。
- 今回の内容は家族愛を感じられ、とてもいい家族だった。山本一力の小説『あかね空』にそっくりな内容だった。
- 海外で商売をするということは大変なことである。そのことが、よく表現されていた。あまり深く考えないで見ると30分としてはまとまりのいい番組である。芸能人がスタジオで楽しむのではなく視聴者を取り組んだ番組構成にしてほしい。
- ドイツの料理「ポークビーズ」を食べているところやコースターにビールの注文線を引くところなどその土地柄を紹介して良かった。
- 社外モニターさんのレポートは、良い番組という人とあんまりよくないという人がはっきり分かれていて面白い。全くそのとおりと思える番組だった。
- 「こんな日本人の家族が地球各地で生活しているよ」というような内容のほうが良い。
- 今回の内容は、企画意図とずいぶん違うようで、見ていて悲壮感を感じた。