放送番組審議会

第373回

開催日:平成19年11月21日(水)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】
『頑張る人応援バラエティ 体育の時間』

放送:平成19年10月30日(火)午後7:00~7:54
制作:テレビ朝日

☆放送番組全般について
☆苦情・意見等の概要について
番組について

筋力、瞬発力、バランス感覚など運動能力に自信のある面々が難競技に挑戦する。
見る方も常人離れした妙技に思わず力んでしまう。その昔、体育の得意な子どもはヒーローだった。
子どもの体力の低下が叫ばれる今、改めて「体育」に注目した視点がユニークで家族で楽しめる。
超一流のプロアスリートが番組オリジナル競技に挑戦することも魅力なこの秋の新番組。

今回は、フィギュアの村主章枝が緊急参戦!“スピンの女王”の意地にかけて、ヘッドスピン世界№1と「氷上スピン対決」。10秒間で27種類のドアの開け方を暗記する「どこまでもドア」。

合評での意見
  • 子どもの体力低下が叫ばれている今、改めて「体育」に注目した視点がよい。
  • 運動能力に自信があるとはいえ人間業とは思えない妙技に感動させられた。
    「水上スピン対決」:両者の妙技を同時に見せる映像に釘付けにさせられ、よくできた演出。
    「どこまでもドア」:ネーミングはすばらしい。しかし、記憶力と瞬発力を競わせることに疑問を感じるし、コーナーが長すぎる。
  • “報道のテレ朝”と言わるが、最近はスポーツ番組にも力を入れられているので “スポーツのテレ朝”と言われるように頑張ってほしい。その応援番組としては良い番組だ。
  • 他局の番組に似た企画が残念だ。
  • 司会者は異色な人を起用しているが、三人は多すぎる。船越英一郎は、ドラマのイメージが強く違和感がある。スタジオのゲストにクイズ形式で勝敗を予測させるよりもそのスポーツを解説出来る人を出演させると専門的な知識が得られ、切り口の違う番組になる。
  • 中村俊輔の「リフティングシーソー」を見られると期待をさせるような予告に視聴者はストレスを感じ憤慨した。
  • バラエティ番組としては楽しめるが、スポーツ振興が目的ならばスポーツの楽しさや興味を持たせる工夫がほしい。
  • スポーツの勝敗だけに拘らず、技を磨く努力や忍耐、プロセスを子どもたちに見せてほしい。