放送番組審議会

第392回

開催日:平成21年11月25日(水)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】

テレメンタリー2009

『オバマに核廃絶を宣言させた男たち』

放送:平成22年11月14日(土)13:00~13:30
制作:広島ホームテレビ

番組について

今年4月、オバマ新アメリカ大統領は、『核兵器のない世界』を目指すと演説をした。現職大統領による核廃絶宣言に広島は沸き、平和を願う市民の間で「オバマ」は流行語と化した。史上初の原爆投下、その後も核政策を推進し軍事大国になったアメリカの大統領が、何故核廃絶宣言をしたのか。その影に、大きな影響を与えた4人の重鎮の存在があった。
ヘンリー・キッシンジャー元国務長官、ジョージ・シュルツ元国務長官、ウィリアム・ペリー元国防長官、サム・ナン元上院軍事委員会委員長。
今までアメリカの核政策を進めてきた4人が、2007年「核兵器のない世界」を求める衝撃的な提言をし、ロシアとの核削減の合意、そして今年9月には、核廃絶の国連決議も行った。今、世界は重鎮たちが描いたシナリオ通りに動き始めている。
番組は、何故核廃絶をすべきという考えにいたったのか。「核兵器のない世界」は本当に実現するのか。
重鎮たちにインタビューを試みた。

合評での意見
  • オバマ新大統領の核廃絶宣言以後、世界は「核兵器のない世界」を目指し動き始めているが、番組を見てアメリカが考える核廃絶がよくわかった。
  • せっかくアメリカの重鎮にインタビューする機会を得たのだから、もう少し質問を 工夫して、核廃絶への彼らの深い思いを聞きだして欲しかった。
  • 30分番組では短すぎる、もっと見せて欲しい。
  • 地方局が、スケールの大きな話をテーマにして、世界的な著名人にインタビューしたこと自体がすばらしい、感動した。勇気を讃える。
  • オバマ大統領の初来日直後、とてもタイムリーな放送時間だった。