番組について

人と自然の共存をテーマに環境保全に取り組む「地球派宣言キャンペーン」を展開している広島ホームテレビは、開局40周年記念として、危機に直面している海の世界遺産の現状に迫る。
厳島神社のある安芸の宮島は、四季折々の神事や祭りとともに､文化財の保全､統文化の継承などを取材。同じ海の世界遺産であるモン･サン･ミッシェル、ヴェネツィアをナビゲーターの緒形直人が巡り、次世代にどのように遺産を守り伝えるのかをリポートする。。

合評での意見

• 時間とお金もかけ丁寧に作られた番組。映像はその場面に合っていて、説明も細かいところまで配慮されてわかりやすい番組だった。
• 安芸の宮島､モン･サン･ミッシェル､ヴェネツィアは、世界的な海の世界遺産、それぞれが抱える問題は違うので、同系列で対策を考えることは難しい。番組のくくりが、緒形直人の「自然とどう向き合うかが問われている」という言葉だったが、少し疑問を感じ相応しくないように思う。
• ナビゲーターとして緒形直人の人選は良かった。
• 東北関東大震災の前に放送されたが、もしあとだったら、見た印象も違っていた。今回のような大津波は、宮島には来ないだろうから、水に浮かぶ厳島神社を造営した先人の英知に崇拝した。また、ヴェネツィアの水上都市ができた経緯やモン･サン･ミッシェルの景観損失原因など知らないことを学ぶことができた。