放送番組審議会

第429回

開催日:平成25年7月24日(水)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【議題】
次世代テレビ時代、地上波テレビの生き残り策

次世代高品位放送(4K8K、スーパーハイビジョン)の開発、スマートテレビの普及、多チャンネル化等を見据えて、テレビ業界 はより厳しい時代を迎える。そういった時代に突入していく今、ローカルテレビ局がどのようにすれば、今後生き残れるのか。求められる番組はどういったものかを、番組審議会の各委員から意見を求めた。

合評での意見
  • インターネットを取り組んだ将来のテレビ(スマートテレビ)は、双方向性をより研究することが大切。
  • インターネットの速報性をうまく取り入れれば、今あるテレビの信頼性を武器に、より強力なメディアになる可能性がある。
  • 次世代テレビの時代になっても番組の質の向上が大切。良い番組を作ることに意識を強く持つべき。
  • 継続した取材活動から生まれる質の高いドキュメント、地球派宣言などをいかに工夫していくかが原点。
  • 次世代高品位テレビ時代になっても、情熱をどこまで作品に注げるかが大切。技術が発展しても、それをつくる地道な作業はいつまでも続けるべき。
  • 視聴率中心から、ターゲット、マーケティングを絞り込んだ他局との差別化を意識した番組作りが大切。家族みんなで見てもらえるテレビから脱却することも想定すべき。
  • 視聴者に迎合せず、きちんとした番組を提供することが大切。
  • 民放地上波は視聴率主義でビジネスモデルが成り立っている。将来も基本は視聴者を意識しないといけない。これからのテレビ番組に望むものは、何を映すか、いつまでも見てもらえる番組をいかにつくるかである。