放送番組審議会

第431回

開催日:平成25年10月23日(水)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】

にほん風景物語

『名作“東京物語り”のふるさと尾道
       ~小津安二郎が描いた昭和の風景~』

放送:平成25年10月5日(土)13:00~13:55
制作:広島ホームテレビ

番組について

瀬戸内海、尾道水道を一望する広島県尾道市。港町、文学の町、そして映画の町として知られています。今から60年前の夏。この町が美しく描かれました。映画「東京物語」。昭和28年、小津安二郎監督が、戦後日本の家族の繋がりと喪失を描いた不朽の名作です。映画の中で尾道は、主人公の老夫婦が暮らす故郷の情景として映し出されています。尾道出身の作家、高橋源一郎さんが映画の中で描かれた尾道を歩きながら、その魅力と現在の尾道を紹介します。

合評での意見
  • 風景がきれいに描かれた良い番組であったが、印象が薄い。
  • 取り上げる内容が盛りだくさんで焦点がぼけたようだ。もう少し、内容を絞って掘り下げればよかった。
  • 番組のテンポがゆったりして好きな番組である。
  • カメラワークが良い。もう一回、尾道を訪ねてみたくなった。
  • 名作と言われた映画、そこを訪ねる作家の二本柱がうまく絡んだ作品であった。しっかりとしたシナリオの上に、作家のアドリブが入る偶然性も重なり良かった。
  • 主演の笠智衆の雰囲気そのものの番組であった。
  • リポートをしていた作家のシャツが汗まみれで気になった。
  • 最近の大林信彦監督の作品なども一緒に取り上げれば、もっと巾がでたのではないか。

※「放送番組の種別ごとの放送時間」の報告 2013年4月~9月に放送した番組の「種別ごとの放送時間」について報告があった。