放送番組審議会

第434回

開催日:平成26年2月26日(水)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】

テレメンタリー2013

『3500通の“グルチャ”の果てに…
      広島16歳少女集団暴行死事件』

放送:平成25年11月30日(日)7:30~8:00
制作:広島ホームテレビ 報道部

番組について

昨年6月、広島県で起きた16歳少女集団暴行死事件。少女を車に呼び出し、山で暴行して殺害したとして逮捕されたのは同じ年の少女ら7人だった。面識のない少女までもが犯行に加担したのはなぜか?鍵を握るLINEのグループチャットを独自入手。延べ17時間、3500通にものぼるメッセージから見えてきたものは。LINEやブログに過度に依存する少年少女たちの危うい実態に迫る。

合評での意見
  • 押しつけでもなく自制を持って放送された、非常に考えさせられる番組。
  • 断片的な日々のニュースだけでなく、事件の全体像が見えてきたときに改めて放送することが報道の使命、そういう意味で社会的にも意味があった。
  • 大変な取材力に驚いた。そのファクトがベースにあるからこそ出来た番組である。
  • ライン、グループチャットを知らない世代にとってわかりやすく制作されており、非常に勉強になる意義のある番組であった。
  • 最初から最後まで緊張感のある良い番組であった。グループチャットに注目した所が成功、又年配者が弱いところに注目して番組にしたことが良かった。
  • ラインのすごさ、ネットの怖さが分かった、まさに想像を絶する内容であった。
  • 説教臭さもなく淡々と作られたのが良かった。
  • チャットの映像が続くので単調になりがちだが、そこをBGMがうまくカバーしていた。
  • メッセージは何だったか、問題提起は何かが伝わってこないのが気になった。
  • 教育関係者、又同じ年代の子供を持つ親にも見てもらいたい番組。放送時間や事前のPRに工夫が必要。