番組について

昭和47年に発表され、当時の女性達の心を掴み大ヒットした小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」。作詞家の山上路夫さんは、新進歌手・小柳ルミ子の故郷シリーズの新曲に悩んでいたとき、かつて尾道から四国に向かう水中翼船から見た段々畑と美しい夕焼けの島々を思い出し、この曲がひらめいたといいます。その名曲の舞台といわれる瀬戸内の島々を、尾道市出身の作家・高橋源一郎さんが旅します。あの名曲がヒットする10年以上も前から、しまなみ特有の「嫁入りの文化」が息づいていました。若い花嫁たちは花嫁衣装に身を包み、不安と夢とを胸に、島から島へと渡っていきました。それからの数十年、時代は進んで橋が開通しても、現代の瀬戸の花嫁たちの思いや島の人々のあたたかさは当時と変わらず島に残っている・・・。しまなみの美しい風景や瀬戸内の島ならではの人情と共に、心に残る旅をお送りします。

合評での意見

• 当時花嫁だった人のインタビューが微笑ましく、幸せ感が伝わってきて良かった。
• きめ細かい作りで、見ごたえのある作品であった。
• 映像が美しく、のどかさもあった。又、登場する人々の会話が素朴で良かった。
• 狙いは良いし、タイムリーな曲で懐かしく見ることが出来た。
• 案内役の服装が気になった。
• 昔の花嫁が島から島へと渡る大変さを、もっとうまく表現すれば良かった。
• 花嫁だけでなく花婿も登場させれば、もっと当時の人生が出てきたのではないか。
• 旅番組としては物足りなかった。
• 作詞家のインタビューなども加われば良かったのでは。

※「放送番組の種別ごとの放送時間」の報告　2014年4月～2014年9月に放送した番組の「種別ごとの放送時間」について報告があった。