第461回
開催日:平成28年10月26日(水)
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
場所:広島ホームテレビ 本社 特別会議室
【課題番組】
ダイドードリンコスペシャル 日本の祭り
ダイドードリンコスペシャル 日本の祭り
我らこそ一番 我らこそ水軍
~ひがしの住吉祭 櫂伝馬競漕~
放送:9月18日(日) 午後0:00~0:55
制作:広島ホームテレビ
番組について
開催地:広島県豊田郡大崎上島町東野 地先 白水港周辺
祭り名:ひがしの住吉祭(8月13日(土)開催)
8月のお盆、大崎上島町東野の4地区(白水・垂水・古江・盛谷)による櫂伝馬競漕は晴天のもと華々しく行われました。櫂伝馬は漕ぎ手14人と船頭・太鼓・子どもの「だいふり」と「けんがいふり」の18人が乗り込み、5回のレースの総合得点で争われます。4レース目までは潮を読み間違えたり船通しがぶつかったり、またブイを回りきれなかったりと、なかなかどの地区も抜き出られませんでした。そして迎えた最終レースでは思わぬ展開に…。男たちの熱い戦いはどうなるのでしょうか?
江戸時代から行われてきた住吉神社の祭りで争われてきた和船の競漕。そこに息づくのは、戦国時代、瀬戸内海を自在に早舟で駆け回った小早川水軍のDNAなのでしょうか。勝負にかける熱い思いが、一人ひとりのなかに脈々と受け継がれています。
水軍の末裔の誇り、そして“わが地区が一番になりたい”という思いのもと、「せいや!せいや!」という掛け声で気合いを入れながら、櫂を漕ぎ続ける東野の人々の姿に迫ります。
合評での意見
- 「祭りの力は日本の力」というコンセプトにぴったりのいい番組であった。
- レース全体をドローンで撮影し、わかり易く迫力ある映像に仕上げた。今まで見たことのない角度の映像など、とても興味深く見ることができた。
- 船頭、漕ぎ手の表情を無人カメラで撮影、意識しない自然な表情を狙い臨場感引き出した。
- 競漕だけではなく、レース終了後も本来の祭りの神事まで丁寧にとりあげており評価したい。
- 視聴者が知りたいタイミングで祭りの説明が入り、祭りの競漕部分と本来の祭りの説明がうまく組み合わされ、構成がよかった。
- ドラマ性があり面白く、引き込まれる作品であった。
- 説明のスーパーが適切に使われており、見ている人にわかりやすかった。
- 現在の抱える過疎問題の背景を取り上げており、評価できる。
- 祭りというよりスポーツ番組を観戦しているような臨場感と躍動感があってとても良かった。
- スポーツ番組の要素を取り入れ、各地区の個性が強調されていた。
- テロップも各地区で色分けするなどわかりやすさに配慮されていた。
- レースを盛り上げる観客の反応や町の人の声がなかったのが残念である。
- 人間味の追求が足りなく、ハートに訴える感動や感銘が起こらなかった。
※「放送番組の種別ごとの放送時間」の報告
2016年4月~2016年9月に放送した番組の「種別ごとの放送時間」について報告があった。