第481回
開催日:平成30年10月16日(火)
場所:広島ホームテレビ特別会議室
場所:広島ホームテレビ特別会議室
【課題番組】
テレメンタリー「忘れ島、金輪島」
番組について
広島に投下された原子爆弾。
73年経っても、およそ14万人の犠牲者を出した惨状は、語り尽くされていない。
広島市の海岸からわずか1キロ。
瀬戸内海に浮かぶ、金輪島(かなわじま)。
陸軍の工場が置かれた“秘密の島”には、原爆の負傷者が運ばれたというが当時の資料はほとんど残されることなく島の記録は、人々の脳裏から消えていった。
その金輪島を、戦後70年以上経ち初めて訪れた女性が証言する「あの日」の惨状―
忘れられた、小さな島の記憶をたどる。
出席委員
前川功一委員長、小川富之副委員長、荒木裕三委員、大井美恵子委員、河合直人委員、副島英樹委員、見延典子委員
合評での意見
- ほとんど報道されていない原爆の悲惨さを伝える証言を、次世代に継承する意義深い番組だった。
- 取材する題材が少なくなる中、このような番組を今後も制作し続けてほしい。
- ナレーションは若い女性を起用し悲惨な話を緩和する効果があり大変良かった。音楽も場面場面の雰囲気に良く合ったものであり、番組をより良いものにしていた。
- 取材対象の発掘、限られた資料から番組にまとめあげた点は評価できる。
- 県民にもほとんど知られていない事実にスポットを当て、歴史を再認識することが出来てよかった。
- 金輪島の全体像についての説明が足りなかった。
- 制作者の熱意が伝わるよう、もう少し深く取材して欲しかった。