放送番組審議会

第502回

開催日:2021年1月19日(火)
【課題】
「シソンヌの瀬戸内海グルメ観光課」(2020/11/21放送)
出席委員(オンライン会議):

前川功一、小川富之、大井美恵子、河合直人、藤本慎介、東山浩幸、見延典子

 

合評での意見

<全体的な評価点>

  • 毎日新型コロナのニュースで気が滅入る中、ホッとする内容で寛げた。
  • グルメ観光を取り上げたのは、地域活性化という点でもよかった。
  • タレントはロケに行かずスタジオのみの出演で、お取り寄せグルメを軸にしたウィズコロナを意識した制作スタイルは実験的で評価したい。
  • ゲストの小栗旬さんが自然体でいい味を出していた。小栗さんの普段見せない表情は視聴者にとってお得感があり、好感度が上がった。
  • グルメ紹介と価格予想の答えが一続きで紹介されて完結し、いわゆる“CMまたぎ”がなかったのがよかった。この種類の番組ではあまりみかけない。

<要望・改善を求める点>

  • “瀬戸内海グルメ”というテーマなのに岡山県の特産品の紹介がなかったのは違和感があった。
  • 中四国の放送局で放送されるのに、スタジオセットがカープ一色だったのが気になった。
  • 現地ロケがないのは物足りなかった。
  • グルメの価格を推測する試みはなくてもよかったのではないか。
  • 進行役のシソンヌの二人の距離が近く、新型コロナ感染対策という点で気になった。

<批評を受けた局側の説明>

  • 「広島と言えばお好み焼き」というような型をあえて外してグルメを選んだ。
  • 単なるグルメ紹介ではなく、地域資源の掘り起こしをすれば、それぞれの地域にも貢献できる。この番組の制作フォーマットを定番化して今後も展開したい。

以上