放送番組審議会

第511回

開催日:2021年11月16日(火)
【課題】
「ひろしま深掘りライブ フロントドア」(2021/10/16放送)
出席委員(敬称略):

前川功一、小川富之、大井美恵子、東山浩幸、見延典子、河合直人、藤本慎介、石井暖子

 

合評での意見

【総合批評】
<全体的な印象>

  • 非常に楽しく、カープのことが深掘りされている番組。
  • スタジオトークがテンポよく、ゲストのコメントを上手く生かした内容。大変雰囲気が良い。
  • 和気あいあいとしていて、ロザンの掛け合いが的を射ていて非常に楽しめる番組。
  • 野球を知らない人には難しい話題があり、ゲストの解説もわかりにくかった。

【批評ポイント】
スタジオの雰囲気、MC:ロザン、ゲスト(外木場義郎さん)、アナウンサー(吉弘翔、八幡美咲)の印象は?

  • ロザンは、カープファンの宇治原さんと、適度にカープとの距離を保つ菅さんという良いバランスを取っている。
  • 外木場さんは、ロザンのテンポの良さと比べると、コメントが少し長い印象。
  • 両アナウンサーは明るい感じで、若さもあって、やり取りもテンポも非常に良かった。
  • 吉弘アナは素晴らしく、存在が大きい。色々な知識を持っていると思われ、安心して人に話を伺えるし、色々なやり取りもツボを心得ている。吉弘アナがいるおかげで、ロザンらも安心していられるのではないか。
  • 八幡アナは、張りのある声で元気に進行し、天気予報にも感情移入ができていてとても良かった。
  • 八幡アナは、敢えてゆっくりと話そうとしているのか、ニュース読みとしては一般的なものより少し遅く感じた。

テロップは読みやすいか? オープニング、番組中の音楽の印象は?

  • テロップは黄色を使ったり、太字で記載されていたりして、読みやすい。
  • テロップは、淡い色が重なっている。例えば、試合結果の表示が「緑地に黄色」とか、投手名や勝敗数字が「緑地に白」で、少し見えにくく感じる人もいるのでは。
  • 視聴者からすると、左上のワイプにスタジオの出演者の顔が出て、左側に選手の名前、下に選手が話す内容、右上にコーナーの内容と、テロップが全体を囲んでいるようなところがあり、少しうるさい印象。
  • オープニングや番組中の音楽はスポーツとマッチしていた。
  • オープニングの音楽は耳障り。冒頭から6分間同じ音楽が流れるのは長い。

この回は、「カープ情報」を特に多く取り上げたが、普段は過去1週間で注目度の高い広島のニュースなども扱い、それについてロザンが掘り下げて紹介している。カープ情報、ニュースのほか、どのような情報をもっと厚く展開すべきか?

  • 『5up!』(月~金 夕方情報番組)との差別化という意味でも、日々の情報番組という形にしないほうがよく、今のカープ情報中心でよい。
  • 1週間で注目される広島の情報は、あまり硬いものでない情報を選択して扱うのが良い。
  • スポーツ番組と思い込んで見ていたので、終盤、新型コロナの話題が出て違和感があった。スポーツならスポーツに特化したほうが良い。広島のプロ・アマ問わず取り上げてほしい。

【批評を受けた制作側の説明】

  • カープに頼りすぎないように作っていきたい。
  • 野球の専門的な説明に関して、難しいと思えばテロップや補足の説明を入れるように心掛けているが、視聴者が難しいと思って離れてしまってはもったいない。視聴者の目線に立って丁寧に対応したい。

以上