第513回
開催日:2022年2月15日(火)
【課題】
『フロントドア×5up!「ろざんぽしながら、おじゃましますぅ~広島駅編~」撮れ高ありすぎて特番作っちゃいましたSP』(2022/1/8放送)
出席委員(敬称略):
前川功一、小川富之、大井美恵子、東山浩幸、見延典子、河合直人、藤本慎介、石井暖子
合評での意見
【総合批評】
<全体的な印象>
- 2番組のコーナーをコラボさせて各番組で放送し、その特別編を番組にするという大変挑戦的な新しい試みを評価したい。
- いいとこ取りの番組は、見ていてそれぞれの得意分野が生かされていて非常に楽しい。
- 明るい希望のある広島の未来に焦点を当てて取材されたという制作意図は評価できる。
- カメラが初めて入るという映像は、大変興味深く見た。どんなものができるのか、クイズを交えながら紹介していく進行は楽しく見ることができた。
- 建設現場にカメラが入り、ふだん見られないものが見られるというのは、視聴者の興味をそそる。メディア初公開なら尚更。こんなふうに作業しているんだ、こんな構造になってるんだ、という驚きがあり、知識を得られた満足感が大きい。
- 全体的にシーンごとの尺が長く、やや間延びした。次は何が出てくるのかなという興味を引くテンポにはなっていなかった。
【批評ポイント】
出演者『フロントドア』MCのロザンと『5up!』MC小嶋沙耶香アナウンサーの印象は?
- ロザンは自然体のまま適度に脱線しつつ、上手く紹介していた。
- 3人のバランスが非常に良かった。
- ロザンと小嶋アナの持つ雰囲気が上手くマッチしていた。
- ロザンと小嶋アナが新しくペアを組んでやっても面白いのではないかというぐらい、組み合わせとしては良かった。よく吉本とか外から人が来て番組をやっているが、そういう組み合わせの中では、今回見ていて、掛け合いを含めて、ロザンと小嶋アナというのは非常に良かった。
広島駅再開発の「現状」と「今後の課題」について、十分に伝わる内容であったか?
- この再開発によって市民の利便性がどのように上がるのか、どこに通路がつながってどのように行き来できるのか、路面電車の乗り換えはどうなるのが具体的なイメージとして見られればよかった。
- 課題はあまりはっきり感じられず、印象が残りにくかった。
【批評を受けた制作側の説明】
- 番組の全体を多少ゆっくり、あまりハサミを入れずに編集しているところがあり、テンポとしては、なかなか期待に添えるような編集になっていなかった。
- 大人の社会科見学企画というテーマを銘打ったが、それが見る方にとっては誤解、受け止め方の違いを生んだ。冒頭のテーマ出しを今後は慎重にしたい。初めて見る人にとって、このテーマで投げかけていいのかというところを再考して今後に生かしていきたい。
- 一つの番組だけで終わらせるのではなく、今回のようにコラボしたり、日々の取材を特番にしたり、配信したり、町おこしにつなげたりなど、一つの番組、コンテンツを色々な形でいかに楽しく展開させていくかを考えていかなければいけない。
以上