放送番組審議会

第542回

開催日:2025年1月21日(火)
【課題】
ピタニュー
(2024/12/19放送)
出席委員(敬称略):

小川富之、大井美恵子、井筒智彦、稲田信司、奥田亜利沙、喜多村祐輔、東山浩幸

 

合評での意見

【総合批評】

  • 他局と同じようなニュースショーをやっていたのでは、やはり視聴率を上げて、関心を持って継続して見てもらうのは難しい。一般の人に受ける番組を作ることも大事だが、特殊な関心を高めるような話題、他局ではできないものを探して、それを織り交ぜて作っていくことを心掛けていただきたい。
  • 全体的にスポーツと文化的なことに分けるとスポーツに比重が寄っている。コンセプトが「多様性を意識」なのであれば、改めてトピックの取り方やバランスを見直したりして、もっとチャレンジングなトピックを入れてもいいのではないか。
  • 出演者はアットホームな雰囲気を醸し出しながら、スタジオセットは意外と非日常感がある。こんな家はあんまりないなという感覚があったので、出演者の雰囲気とセットのずれは若干感じた。

 
【批評ポイント】

1.スタジオの雰囲気(キャスター・出演者の印象、やりとり)は魅力を感じるか?

  • 非常にアットホームな雰囲気が伝わってきた。キャスターの二人、出演者の関係がとても良好だというのは、実際の番組のやりとりを通して視聴者に伝わっていると思う。
  • キャスターは爽やかで、話も面白いし聞きやすくて、かなり好感が持てる印象。
  • 継続的に見る上で決め手になるのはMCのキャラクター。小嶋さんは、明るくて安定感もあり、万人受けするだろうし、キャラクターもある程度あるところがいい。吉弘さんも安定感がある。カープを中心にスポーツの話題は欠かせないので、中田廉さんも分かりやすくて非常にうまい。

2. 当日のニュースはわかりやすい内容になっているか?

  • 非常に分かりやすい内容で、家事をしながらでも頭に入ってくるようなかみ砕いた言い方で、テロップもすごく分かりやすくてありがたかった。
  • 広島での事件簿で凶悪犯罪の認知件数が増えているとあったが、そこで終わっている。全国的なことなのか広島特有なのか、なぜ増えているのか、どうしたらいいのかを例えば専門家に取材して分析したりするなど生活に役立つ情報を付加して提供してほしい。
  • 数あるメディアから選んで時間を使ってもらうことを考えたら、視聴者にとって本当にプラスになるかどうかを、もう一度考えてもいいのではないか。
  • 全国ニュースではなくて広島のニュースだからこそ、広島の人がどう感じるかというところに寄り添って届けていただけると、すごくありがたい。

以上