20150805_01.jpg今から60 年前、一人の少女が短い生涯を閉じた。佐々木禎子ちゃん、享年12。
「黒い雨」の影響で白血病を発症し、死の淵で折り鶴を折り続けた。
兄・雅弘さんは、9・11 のグラウンドゼロでトルーマン大統領の孫ダニエルと会い、禎子ちゃんの折り鶴を手の平に乗せて広島に招待した。 来日して被爆者と対面したダニエルは決意する。
「被爆者の声を世界に届け、平和を訴えるのが私の使命だ」
70 年前、彼の祖父が命じた原爆投下は非人道的な無差別大虐殺だったのか?

20150805_02.jpg 1945 年8 月6 日午前8 時15 分―
B29・エノラゲイ号から投下された原爆は、一瞬にして約14 万人の命を奪った。
なぜ、トルーマンは敗北が決定的だった日本に原爆を投下したのか?
なぜ、禎子ちゃんは殺されなければならなかったのか?
原爆投下から70 年目の夏、原爆投下部隊や原爆を開発した科学者らの証言や、米軍の機密文書などを手掛かりに、この恐るべき大量破壊兵器の”知られざる真実”を徹底検証する。
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一方、広島と長崎の平和記念式典に参加したダニエルは、多くの被爆者とも交流。
約20 人の被爆者のインタビューを撮影し、原爆の証言集やドキュメンタリー映画を制作する予定だ。 タイトルは「きのこ雲の下」。
今年5 月には「原爆乙女」の笹森恵子さんと共に核兵器廃絶を訴えた。
「祖父の判断がどんな惨劇をもたらしたか、知ることが大切です」(ダニエル)
「原爆投下は正しかったというアメリカをダニエルが変えてくれる」(笹森恵子)
番組では、核兵器の非人道性を告発するとともに、折り鶴に込められた平和へのメッセージを改めて発信する。
“NO MORE HIROSHIMA, NO MORE NAGASAKI”
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