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赤提灯が揺れ、電車の音と酔っ払いたちの笑い声が響く「横川ガード下」
JR横川駅の高架下に軒を連ねて50年以上の“昭和の飲食店街”だ。
しかし3年前、全44店の店主たちに、耐震工事のため「一斉立ち退き」が突然言い渡される。

ガード下で商売を継続するか、ガード下を離れ移転するか。または廃業か―
店主たちは、いずれかを選択しなければならない。

移転や廃業という“ひとつの区切り”を迎えるガード下店主たちの姿を通じ、今後のまちの行方を考える。

ガード下の開業当時から店を構えている山中酒店の3代目・松木裕介さん(57)

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「自分はここで生まれ、ここで死ぬ」
商店街の理事長も務め、立ち退きに関わる交渉の最前線に立ってきた。
立ち退き後、先に耐震工事を終えるガード下西側で、商売を継続する。

横川では知れた人気中華料理店紅蘭の大将・若山勉さん(70)

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「ガード下を離れて商売する気はない」
40年間ガード下で鍋を振り続けてきた。耐震工事を終えたガード下の新店舗で商売を継続するつもりだったが、高額な移転資金に悩み、断念。立ち退きまで営業し、廃業する。

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