- ゲスト:
- 外木場義郎(カープOB)、彦野利勝(ドラゴンズOB)
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■フカボリスタジアム~岡田明丈が痛感した“1アウトの苦難”~
まずは前日のカープから!
打っては序盤から大量得点&投げては大瀬良投手が安定した投球を披露するなどファンにとってはたまらない完勝であった!
外木場さんも
「大瀬良投手は素晴らしい投球だった。今年から変更したグラブの位置が良い結果を生んでいるのでは?」
と解説。
ドラゴンズOBの彦野さんも
「完全に押さえ込まれた。大瀬良投手自身にタイムリーが出たことも楽に投げられた要因だと思う。」
と語ってくれた。
続いては、いよいよ始まる交流戦の話題!
カープの過去の成績を振り返ってみてもセ・リーグを連覇した2年間は交流戦でも上位につけており、3連覇を占う意味でもこの3週間の戦いに注目が集まりそうだ。
中でも、第1カードの対戦相手である西武は現在爆発的な打撃成績を誇り、パの首位を走っているため不安を感じているスタジオメンバーであったが、彦野さんの
「西武も交流戦でいきなりセ・1位のカープと戦うことに厳しさを感じていると思う。互いに警戒しながらの戦いにはなると思うが、カープは地元マツダスタジアムで戦えることが大きなアドバンテージになると思う!」
のコメントと吉弘アナが紹介してくれた「西武とは過去の対戦成績を見ると相性が良い」という情報により、少し不安が和らいだ様子であった。
そして、特集は交流戦でローテの柱として期待が高まる岡田明丈投手。
VTRでは、ホームテレビ野球解説者の北別府さんが岡田投手の好調の要因として「昨年とは配球の変化が見られる!」とコメント。
実際に、データを見ると昨年は全投球の6割超をストレートが占めていたが、今年は明らかに変化球の割合が増えていることが確認できた!
また、岡田投手本人にも
「自分が投げるとき、相手打者はストレートを待っている感覚がある。
そこで変化球でストライクが取れればストレートも思い切って投げていけるので目線を変えるストレートがすごく生きていると思う。」
と教えてくれた。
また、そのような好調の中迎えた先日のプロ初完封のチャンスを逃した場面についても伺うと
「いつも通りの感覚で9回に入ったが…。追いつかれてしまったのでチームに申し訳ない気持ちがあった。もっと大胆に攻めていければ、違う形になったのかなと思う。」
と当時の心境を教えてくれた。
しかし、外木場さんは
「今年の岡田投手は、とても質の良いボールを投げている。完封を逃した場面では、“1球で勝負は決まる”という良い勉強をしたと思う。彼なら、同じ失敗は繰り返さないと思う。」
とコメント。
多くの経験を糧にしながら、投げる度にたくましさを増す岡田投手。
頼れる3年目右腕への期待がいっそう大きくなったフカスタとなった!
普段の岡田投手からは想像できないくらいの悔しがり方の裏側を聞けた。
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■フカボリJ~鯉と竜の因縁「満塁で敬遠された悲運の男」~
今回は、ドラゴンズOBの彦野さんがゲストということでカープとドラゴンズにまつわるエピソードを紹介!
主人公は、元ドラゴンズの井上弘昭さん。
実は、井上さんはカープでプロ野球人生をスタートさせた元・鯉戦士!
1967年にドラフト1位でカープに入団後、翌年入団してきた同じドラ1・外野手の山本浩二さんと激しいポジション争いを繰り広げていたが、争いに敗れたことで出場機会が減少し1973年には中日に移籍することになってしまう。
その後1975年に、カープは悲願の初優勝。
その年、山本浩二さんも大活躍を見せ、最終戦を迎えた段階で打率はリーグトップ!
自身初となる首位打者のタイトルに手が届くところまできていたが、それを猛追する選手が…
その選手こそ、中日で本来の才能を開花させた井上さんであった。
かつてカープでポジションを争った二人が演じた首位打者争いは、カープの最終戦を迎えた時点でわずか1厘差。
そして迎えた直接対決では、山本浩二さんがタイトルを見据えスタメンを外れたことから翌日に1試合を残していた井上さんもベンチスタートすることに。
迎えた、3回表ノーアウト満塁と絶対に勝負しかない場面で満を持して代打で登場した井上さんにカープベンチは、“敬遠”というプロ野球公式戦史上初の非情な采配をとったのだ。
以前の所属チームから、ライバルの目の前での打率逆転の機会を奪われた井上さんであったが、翌日迎えた自身の最終戦では、最終打席を前に3打数1安打とヒットを打てば首位打者獲得というところまでたどり着く。
そして迎えたシーズン最終打席であったが、結果はまさかの“デッドボール”。
これにより、かつてポジションを奪われたライバルに念願のタイトルの座も譲ってしまう結果に…
首位打者に挑戦する機会を2度も奪われた悲劇の男・井上さんであったが、彼が語った
「首位打者争いも含めてカープに恨みは全くない。カープが初優勝したときも、一緒に戦ったチームメイトばかりだったので嬉しかった。」
の言葉には、元鯉戦士としてのカープへの愛情や野球選手としての信念が詰まっていたのではないだろうか。
色々な形で色々な人の運命の糸が絡み合っていると感じた。
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■土ヒルのドア~他球団選手が広島で通う店~
菅ちゃんワールド炸裂中!何でもアリの「土ヒルのドア」!
今回、菅ちゃんがフカボったのは「他球団選手が広島で通う店」!
いったいどんなフカボリとなるのか!?
まずは、外木場さんや彦野さんに現役時代の遠征先での食事事情を伺う菅ちゃん。
外木場さんは、「特定の店はなかったが、現地にいる友人がお店に連れて行ってくれた」と当時の思い出を振り返ってくれた。
続いては、早速広島のお店をご紹介!
中日の森監督が通う焼肉店や、広島が生んだスターである柳田選手&中田翔選手が足繁く通っているというもんじゃ焼き店などの情報に併せて、そこで選手たちがよく食べるメニューや通い詰めている動機までもが明らかになるとスタジオメンバーは菅ちゃんのフカボリの充実具合に驚きを隠せない様子であった!
また、広島の街にある「12球団のファン歓迎の野球バー」で仕入れた情報を元に他球団の選手達がこぞって通い詰める「お出汁専門店」にも直撃!
一番人気だという「A5和牛のコウネ茶漬け」が紹介されるとスタジオメンバーからも「食べたい!通いつめたい!」との声があがっていた。
さらにスタジオでは、彦野さんが現役時代いきつけだったお店から「彦野スペシャル」なるオムライスが登場し大盛り上がり!
最後は、菅ちゃんが「知らない土地でのおいしいお店の見極め方」を発表しフィニッシュ!
今回は、野球ファンにはたまらない情報が盛り沢山の土ヒルのドアでした!
僕がお伝えした見極め方はマジなので是非参考にしてね!