Apex Legendsやフォートナイトなどe-Sportsが盛り上がりを見せ、ゲーミングPCの購入を検討する方が増えています。
リアルなグラフィックで遅延もなくゲームを楽しむなら、CS機よりもゲーミングPCがおすすめです。
ゲーミングPCはさまざまなBTOメーカーから発売されているため、どのモデルを購入するか悩む方も多いでしょう。
本記事ではゲーミングPCの特徴やおすすめのモデルについて紹介しています。ゲーミングPCの購入を検討している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
- ゲームを快適にプレイするならゲーミングPCがおすすめ
- ゲーミングPCはグラフィック面のスペックが高い
- 購入するならCore i5、GTX 1660以上の構成
そもそも:ゲーミングPCとは?
ゲーミングPCはゲームの快適性を上げるために優れたゲーミング性能を持っいます。一般的なPCの特徴と異なるのは以下の5つです。
- グラフィックボードが付いている
- CPUが高性能
- デザインがスタイリッシュ
- パソコンの内部に熱が溜まりやすい
- 価格帯が普通のパソコンより高め
グラフィックボードが付いている
ゲーミングPCと一般的なゲーミングPCの大きな違いは、PC内部にグラフィックボードが搭載されていることです。
多くのPCゲームの動かすにはグラフィックボードが必要になり、スペックが低いと映像がカクカクになってしまいます。
CPUが高性能
ゲーミングPCでは一般的なPCと比較して、Core i7やRyzen 7のように高性能なCPUを搭載しています。
ゲーミングPCはIntel製、またはAMD製のCPUを搭載しているのが一般的です。Intel製はゲーム性能が高く、AMD製はマルチ性能に優れています。
また快適にゲームをプレイするためには、CPUとほかのパーツのスペックをそろえなければなりません。購入時にカスタマイズを希望する方は、パーツの構成バランスにも気をつけてください。
デザインがスタイリッシュ
ゲーミングPCは一般的なPCと比較して、デザインのバリエーションが豊富でスタイリッシュなものが多いです。
学校やオフィスなどで導入されているデスクトップPCでは、グレーやブラックなどシンプルなPCケースが採用されています。その見た目はお世辞でもかっこいいものとは言えません。
しかしゲーミングPCにはスタイリッシュなデザインのものが多く、RGBによるライティングも楽しめます。ゲーミングPCと言えばレインボーに光るという、イメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
またPCケースの種類も豊富なので、派手なものを好まない方やお部屋のインテリアと合わせたい方にも多数の選択肢があります。
パソコンの内部に熱が溜まりやすい
ゲーミングPCには高性能なパーツが搭載されており、3Dゲームや動画編集などの重い処理にも対応しています。
しかしパーツの性能が高いほど発熱量も増え、PC内部に熱が溜まりやすいのがデメリットです。使い方によってはCPUの温度が80℃に達することもあり、内部を冷却する必要があります。
一般的なPCよりも性能が高いゲーミングPCには冷却パーツの搭載も必須です。
このためCPUファン以外にも、PCケース内部のエアフローを確保するためのファンがいくつか取り付けられています。
特にCore i9やRTX 3080を搭載したハイエンドモデルでは、高い冷却性能が必要です。
価格帯が普通のパソコンより高め
ゲーミングPCは一般的なPCと比較して性能が高く、その分価格も高額です。一般的なPCであれば5万円前後で性能の良いものを購入できますが、ゲーミングPCは以下のような価格帯となっています。
- エントリーモデル:10万円前後
- ミドルモデル:15万円~
- ハイエンドモデル:20万円~
ゲーミングPCの価格が高いのはグラフィックボードを搭載していることや、メモリ容量やストレージが多いからでしょう。
スペックによもよりますが、グラフィックボードの価格が本体価格の1/3を占めています。ゲームを快適にプレイするためにグラフィック性能を高めているので、必然的に価格が高くなってしまうのです。
オススメのゲーミングPCのスペック
ゲーミングPCの購入を検討しているのであれば、以下4つのスペックを満たすモデルがおすすめです。
[table “78” not found /]グラフィックボードはRTX搭載がおすすめ
グラフィックボードにはGeForce製とAMD製があり、ほとんどのゲーミングPCでGeForce製のグラフィックボードが採用されています。
またGeForce製グラフィックボードの現行モデルは大きく分けてGTXとRTXの2種類です。GTXとRTXの違いはリアルタイムレイトレーシングに対応しているかどうかでしょう。
CPUはCore i7かRyzen 7以上だとサクサク
ゲームを快適にプレイするのであれば、CPUとしてCore i7かRyzen 7を搭載したモデルがおすすめです。Core i7とRyzen 7のどちらかを搭載していれば、ストレスを感じることなくゲームを楽しめます。
Core i7とRyzen 7の特徴は以下のとおりです。
- Core i7はIntel製でRyzen 7はAMD製
- Core i7のほうがゲーミング性能は少し高い
- Ryzen 7はマルチ性能に優れている
多くのゲーミングPCでCore i7が採用されていますが、最近はRyzen 7搭載モデルも選択肢が増えています。基本的にはどちらのCPUを選んでも、問題なくゲームを楽しめます。
メモリは16GB以上だと安心
一般的なPCの場合にはメモリは8GBで十分ですが、ゲーミングPCでは16GB以上を選択するのが良いでしょう。
ゲームの動作環境を確認すると、ほとんどのタイトルで8GB以上を推奨しています。
しかし2020年11月に発売された「CoD:Black Ops Cold War」の推奨動作環境は16GB以上です。近年はゲームが要求するメモリ容量が増えつつあるので、余裕を持たせておきましょう。
またエントリーモデルの中には8GBしかメモリを搭載していないものもあるので、購入するときには注意していください。
SSDは512GB以上だと最強
ゲーミングPCのストレージは最低でも512GB以上のSSDを選びましょう。近年はゲームの容量がどんどん大きくなっているので、ストレージが不足しがちです。
またSSDの性能を十分に発揮するためには、ディスク容量の25%は空けておくのが良いとされています。
ゲームをたくさんダウンロードする予定でストレージが足りないのであれば、SSDとHDDのデュアル搭載がおおすすめです。
HDDであれば価格も比較的安く大容量なので、コストパフォーマンスにも優れています。
よくプレイするゲームはSSDに、写真や動画などのデータはHDDに保存しておくことで、ゲームの起動もスムーズです。
ケースはフルタワーからミニタワーがおすすめ
ゲーミングPCのケースはフルタワーからミニタワーで選ぶのがおすすめです。一般的にPCケースには以下の種類があります。
- フルタワー
- ミドルタワー
- ミニタワー
- スリム型
- キューブ型
しかしスリム型やキューブ型はケース内部が狭く、熱がこもりやすいのがデメリットです。特にスペックの高いパーツはサイズも大きいので、ケース内に収まらない可能性もあります。
PCケースはフルタワー・ミドルタワー・ミニタワーの中から選びましょう。
ゲーミングノートPCかデスクトップ型でお悩みの方
ゲーミングPCの購入を考えたときに、ゲーミングノートPCかデスクトップ型で悩む方も多いでしょう。ここでは購入する前に知っておきたいポイントを紹介しています。
- コスパで考えるならデスクトップ型
- 持ち運び前提だとSSDが必要
- 高性能ノートPCを買うよりも2台持ちのほうが安いかも
コスパで考えるならデスクトップ型
各BTOメーカーではゲーミングノートPCも販売していますが、コストパフォーマンスを重視するのであればデスクトップ型を購入しましょう。
ゲーミングPCを購入した方の90%以上がデスクトップ型を選択しており、ゲーミングノートPCを購入する方は少数派です。
またデスクトップ型と比べて、ゲーミングノートPCは性能が低くなってしまいます。これは冷却性能や供給できる電力に限界があるからです。
ゲーミングノートPCで長時間オンラインゲームをプレイすると、PC本体が熱くなる可能性もあります。どうしても持ち運ぶ必要がある方以外は、デスクトップ型を選ぶのが良いでしょう。
持ち運び前提だとSSDが必要
持ち運びを前提としてゲーミングノートPCを選択するのであれば、大容量SSDの搭載が必要です。
ゲーミングノートPCはデスクトップ型と比べてスペックの低いものが多いので、少しでもゲームを快適にプレイするためには読み込み速度の速いSSDが適しています。
またSSDは静音性が高く、HDDのように起動中のモーター音も聞こえません。HDDと比べて消費電力が少ないので、PCとの電源に負担がかからないのもメリットでしょう。
ただしSSDを搭載したモデルはHDDよりも値段が高い傾向があります。ゲーミングノートPCで快適性を求めると、購入費用が高くなることは諦めなければなりません。
高性能ノートPCを買うよりも2台持ちのほうが安いかも
高性能なゲーミングノートPCはかなり高額なので、デスクトップ型と一般的なノートPCを2台持ちするほうが安い場合もあります。
例えばCore i9とRTX 3080を搭載したゲーミングノートPCと、デスクトップ型の価格を比較してみましょう。
- AUSU ROG Zephyrus S17(ノート型):449,818円~
- FRGH570/SG3(デスクトップ型):319,800円~
このように同じスペックで比較すると、ゲーミングノートPCはデスクトップ型より10万円以上も高くなります。
無理して高性能なゲーミングノートPCを購入するのであれば、デスクトップ型とDellなどで購入できる10万円程度のノートPCを2台持ちするのが良いでしょう。
コスパがいいオススメゲーミングPC、メーカーは以下の7台
コストパフォーマンスの高いゲーミングPCを求めるのであれば、BTOショップで各モデルをチェックしてみてください。
しかし種類が多すぎて自分では選べない方も多いでしょう。ここではおすすめのゲーミングPCとして7モデルを紹介します。
- GALLERIA XA7R-R37
- G-Tune EL-B-1660Ti
- GALLERIA RM5R-G60
- LEVEL-M046-iX7F-RJSXM
- ALIENWARE X17
- G15 Ryzen Edition
- G-GEAR GA9A-X212/XT
GALLERIA XA7R-R37 RTX3070搭載:ドスパラ
[table “64” not found /]- 人気構成を採用したハイエンドモデルのゲーミングPC
- 140mmの大型冷却ファン搭載で効率の良い排熱設計
- 1TBの大容量M.2 SSDでゲームの読み込みが快適
多くのゲーマーから人気の構成を採用しており、価格バランスがしっかり取れているのも特徴です。
パーツのスペックが高いため発熱しやすいですが、140mmの大型冷却ファンを搭載しているので冷却性能も申し分ありません。
ゲーミングPC G-Tune EL-B-1660Ti:mouse
[table “79” not found /]- ミドルモデルのゲーミングPCで初めての方にもおすすめ
- コストパフォーマンスの良いGTX 1660 Tiを搭載
- コンパクトサイズでスペースを取らない
G-Tune EL-B-1660TiはCore i5-11400とGeForce GTXを搭載した、ミドルモデルのゲーミングPCです。価格が149,800円~とリーズナブルなため、初めてゲーミングPCを購入する方にもおすすめできます。
GPUはGTXシリーズの中でも最高スペックのモデルが採用されているので、Apex Legendsやフォートナイトなどの人気タイトルもサクサク動かせるでしょう。
GALLERIA RM5R-G60:ドスパラ
[table “80” not found /]- ガンメタリック塗装で洗練されたデザイン
- GTX 1660搭載のためフルHDで快適なプレイができる
- リーズナブルな価格で初めての1台におすすめ
GALLERIA RM5R-G60はミドルモデルのゲーミングPCで、Ryzen 5 3500とGeForce GTX 1660を搭載しています。
GPUにGTXシリーズが採用されているためリーズナブルな価格であり、ゲーミングPCを初めて購入する方におすすめです。
GTX 1660はほとんどのタイトルをフルHDで楽しめるので、遊べないゲームが出てくる心配もありません。
iiyama LEVEL-M046-iX7F-RJSXM:パソコン工房
[table “81” not found /]- Ryzen 9搭載のハイエンドゲーミングPC
- Radeon RX 6900 XT採用で動画編集も快適にこなせる
- 1TB M.2 SSDでゲームの読み込みが速い
マルチ性能が高いCPUなのでRX 6900 XTの性能をしっかりと引き出せ、動画編集などの高度な作業も快適にこなせます。
ゲームのプレイからストリーミング配信までを視野に入れている方におすすめのモデルでしょう。
ALIENWARE X17:Dell
[table “82” not found /]- RTX 3060搭載で画質を落とすことなくゲームを楽しめる
- 長時間のゲームプレイが可能
- 17インチの画面採用でゲーム中のストレスが少ない
ALIENWARE X17はCore i7-11800とRTX 3060を搭載しており、ゲーミングPCとしてはハイエンドモデルにあたります。
ゲーミングノートPCではバッテリーの保ちが気になりますが、ピークの動作状態でも長時間の操作が可能です。
またゲーミングノートPCとしては17インチとサイズが大きいので、ストレスを感じることなくゲームを楽しめます。
Dell G15 Ryzen Edition ゲーミングノートパソコン
[table “83” not found /]- 即納モデルで注文から到着までが早い
- RTX 3050 Tiの採用によりリーズナブルな価格で購入できる
- マルチ性能が高くストリーミング配信にも対応
GPUにRTXシリーズの下位モデルを採用したことで、リーズナブルな価格を実現しています。CPUはマルチ性能の高いRyzen 7 5800Hなので、ゲームだけでなくビジネス用として購入する方も多いでしょう。
G-GEAR GA9A-X212/XT:TSUKUMO
[table “84” not found /]- この1台でゲームから動画編集まで何でもできる
- CPU・GPUともにAMD製でマルチ性能が高い
- ゲーマーだけでなくクリエイターにもおすすめ
G-GEAR GA9A-X212/XTは、Ryzen 9 5900XとRadeon RX 6900 XTを搭載したハイエンドモデルのゲーミングPCです。
CPUとGPUがどちらもAMD製でありパーツのバランスが良くマルチ性能も高いので、ゲームだけでなく動画編集など負荷のかかる作業も楽にこなせます。
このためクリエイターの仕事用PCとしてもおすすめです。
まとめ | ゲーミングPCは快適にゲームをプレイしたい人におすすめ
ゲームを快適にプレイしたい方には、ある程度のスペックを持ったゲーミングPCが必要です。以下の構成以上であれば、基本的にほとんどのタイトルで快適に遊べます。
- CPU:Core i5/Ryzen 5
- GPU:RTX 3060
- メモリ:16GB以上
これからゲーミングPCの購入を考えている方は、上記のスペックを参考にしてみてください。
遊びたいゲームに合ったスペックのゲーミングPCを手に入れて、快適にゲームをプレイしましょう。
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