FPSで強くなるにはエイムの上達が欠かせません。しかしFPSを始めたばかりの初心者には、エイムが下手過ぎると悩む方も多いでしょう。
エイムは練習方法を知って、プレイ中の意識を少し変えるだけでも大幅に良くなります。
本記事ではエイムに苦手意識を持つ方に向けて、エイムの練習法やコツについて紹介しています。FPSが上手くならないと悩んでいる初心者の方は、最後までチェックしてみてください。
- 正しい方法で練習すればエイムは上達する
- エイムの種類を把握して実践で使い分けられるようにしよう
- どうしてもエイムが上達しないときは、プレイ環境の見直しも忘れずに
FPSのエイムの上手い人がやっていること
FPSのエイムが上手な方は以下の3点を意識してプレイしています。すべて基礎的なスキルなので、プレイを始めたばかりの方も習得を目指してみましょう。
- 敵が出てくる場所にレティクルを合わせている
- フリックエイムを極めている
- 動きながらエイムを固定させている
敵が出てくる場所にレティクルを合わせている
エイムを上達させるには、敵が出てきそうな位置を予測しながらのプレイが重要です。エイムが上手な方は敵が出てきそうなポイントに集中して、ゲームをプレイしています。
どのようなフィールドでプレイしていても、敵が出てくるポイントはある程度予想が可能です。FPSをプレイするときには以下のようなポイントに注目してみてください。
- 壁の切れ目
- 隠れられそうなオブジェクト
- 屋内外の階段
- 建物の出入り口
上記のような場所では敵が出てくることを予想して、レティクル(照準)をあらかじめ合わせています。
初心者はレティクルを下に向けたまま移動している方が多いので、敵が出てきそうな場所にレティクルを合わせるように意識してみましょう。
フリックエイムを極めている
エイムが上手なプレイヤーはフリックエイムを習得しています。基本的なエイムのスキルなので、フリックエイムを極められるように練習が必要です。
大会のハイライトなどで、フリックショットのシーンを見たことがある方もいるでしょう。
フリックエイムを極めると、敵と近距離で1対1になった際に先に攻撃できる可能性が高まります。
FPSでは攻撃を仕掛けるタイミングで勝敗が決まるので、フリックエイムを極めるのがおすすめです。
動きながらエイムを固定させている
FPSが上手なプレイヤーは移動中にも常にエイムを一点に合わせています。移動時はエイムの位置を画面の中央に固定するのがおすすめです。
上級者のプレイを見ると基本は画面中央で、敵が出てきそうな場所ではすぐ射撃できるように調整しています。
一方でFPSの初心者やエイムが苦手な方は、地面や絶対に敵が出てこない場所にエイムを向けがちです。
しかしこのような状態では、敵が出てきても瞬時に反応できず撃ち負けるでしょう。
エイムがなかなか上手くならないと悩む方は、プレイ中のエイムがどこを向いているのかを意識してみてください。
FPSのエイム練習方法
エイムが上達しないと悩んでいる方は以下6つの練習方法を試してみてください。
- ボット撃ちで感覚を掴む
- 感度の設定をする
- フリックエイムは素早く焦点を合わせる
- ヘッドラインにエイムを合わせられるように
- リコイルコントロールを練習する
- レレレ撃ちの練習をする
ボット撃ちで感覚を掴む
エイムを上達させるには、ボット撃ちでエイムの感覚を掴むのがおすすめです。
エイムの精度を上げるには、マウスを握る指先や手首の細かい動作が必須になります。何度もボット撃ちを重ねる練習は、エイムの感覚を身体に刻み込むための作業です。
無意識でエイムを合わせられるようになれば、敵の行動を読んだり武器の特性を考慮したりする余裕も生まれます。
指先や手首の感覚だけでエイムを合わせられるようになるまで、ボット撃ちを行ってエイムの感覚を染み込ませましょう。
感度の設定をする
エイムの上達には自分に合った感度でゲームをプレイしているかも重要です。初期設定のままプレイしている方は、自分に合った感度に設定し直してください。
感度の設定は以下のステップで行います。
- 目を瞑った状態で視点を180°回転させる
- マウスやゲームパッドの感度を調整する
- 回数をこなして自分に合った感度を見つける
視点を回転させる際にはできるだけ一瞬で向きを変えましょう。180°を超えた場合は感度が高く、180°に届かない場合は感度が低い可能性があります。
目を瞑った状態で、ほとんどズレなく180°視点を変えられるまで調整を続けてください。
ただし、手の感覚に合った感度を一発で探し当てることはできません。マウス感度の調整は少し面倒ですが、自分が納得できるまで何度でも感度を調整するのが大切です。
フリックエイムは素早く焦点を合わせる
フリックエイムは素早く焦点を合わせられるまで練習を重ねましょう。
火力の高い武器を使用する場合、フリックエイムを習得していれば一発で勝敗を決められます。エイム力を高めてキルレに反映するためにも、フリックエイムの習得は必須です。
フリックエイムを習得するには、練習場に行き2つの的の間で素早くエイムを動かす練習をするのが良いでしょう。
またエイムの練習には専用の練習ソフトを利用するのもおすすめです。「Aim Lab」や「Osu!」などの無料ソフトもあるので、ボット撃ちに飽きたら取り入れてみてください。
ヘッドラインにエイムを合わせられるように
多くのFPSゲームではヘッドライン(頭部)のダメージ判定が最も大きく設定されています。このためヘッドショットを決めて敵を一撃で倒すことが可能です。
ヘッドラインにエイムを合わせられるようになれば、敵と対峙した際の勝率を上げられます。
ヘッドラインを覚えるには、普段から意識してレティクルを合わせることが大切です。FPSの初心者は、腰だめの状態でヘッドラインを狙えるように練習を積み重ねましょう。
また初心者はレティクルを下に向ける傾向があるので、ヘッドラインを常に意識することで移動時のエイムの位置も覚えられます。
リコイルコントロールを練習する
エイムを上達させるにはリコイルコントロールを練習する必要があります。
リコイルコントロールを習得するには、武器ごとのリコイルパターンを把握しなければなりません。まずは練習場などで壁打ちを行い、リコイルパターンを確認してみましょう。
またリコイルには縦ブレと横ブレがあり、縦ブレはリコイルと反対方向にエイムを調整することでコントロールできます。
横ブレのコントロールは難易度が高いので、縦ブレのコントロールから取り組むのがおすすめです。
レレレ撃ちの練習をする
近距離で敵と1対1になった際にはレレレ撃ちが有効です。少し難易度は高くなりますが、エイムに慣れてきたらぜひ習得しておきましょう。
レレレ撃ちの操作自体は簡単で、左右に動きながら敵にエイムを合わせるだけです。しかし実際にやってみると、自分が動いている分なかなか敵にエイムを定められません。
射撃した状態でのレレレ撃ちが難しい場合は、左右に動きながらエイムを一点に合わせる練習をしてみてください。
FPSのエイムが合わないその他の要因
FPSのエイムがどうしても上達しない場合は、プレイ環境などが影響している可能性があります。念のため周辺環境も確認しておきましょう。
- マウスが合っていない
- ラグが発生している
- 音エイムが出来ていない
- モニターの高さに注意しよう
- 姿勢を正してプレイしよう
マウスが合っていない
自分の手にマウスが合っていないとエイムが上手く合わない可能性があります。またマウスの持ち方によって、適したサイズが異なるので確認しておきましょう。
一般的にマウスの持ち方には以下の3つがあります。
- つまみ持ち:指先だけでマウスを操作する
- つかみ持ち:指先と手のひらの下部分でマウスを支える
- かぶせ持ち:手のひら全体をマウスにかぶせて操作する
つまみ持ちやつかみ持ちでFPSをプレイする方には小さいサイズのマウスがおすすめです。
FPSのプレイにはマウスを大きく振り回す動作もあるため、手首に負担がかからない軽量型のマウスを用意しましょう。
ラグが発生している
エイムが思ったように合わないのは、ラグの発生が原因な場合もあります。オンラインのFPSは「回線で勝負が決まる」と言われるほど、インターネット回線の性能に左右されるのが特徴です。
自分の感覚と画面のレティクルにズレを感じるなら、一度インターネット回線を見直してみてください。
まずは現在利用しているインターネット回線の状態を確認してみましょう。「SPEEDTEST」などの回線速度を計測できるサイトで実測値を出します。
表示された結果で最も注目してほしいのが「PING」の値です。
PINGの値が小さければ小さいほど、ラグの発生がなく快適にFPSをプレイできます。逆にPINGが40を超えてくるとラグが発生しやすいので覚えておいてください。
音エイムが出来ていない
エイムが上手く合わない原因のひとつは音エイムができていないことです。
音エイムを行うにはゲーミングヘッドホンなど、ステレオ環境を整えなければなりません。
スピーカーから出力してFPSをプレイしている場合は、すぐにゲーミングデバイスをそろえるのがおすすめです。
スピーカーからの音では敵の方角や細かい音を聞き取れません。音エイムで敵の位置を予測するためにも、ゲーミングヘッドホンを装着してプレイしましょう。
モニターの高さに注意しよう
モニターの高さが合っていないことでエイムにも影響が出ている可能性があります。長時間のプレイでも、目が疲れにくいモニターの高さを探してみましょう。
モニターの高さはまっすぐ前を向いたときに、モニターの上枠が目の高さと合うにようするのがおすすめです。モニターの中央を少し上から見下ろすような感じで高さを調整してください。
モニターの位置が低すぎると首が疲れてしまうので、適度な位置に調整するように注意しましょう。
また高さのほかには前後の位置でもプレイしやすさが異なります。一般的に最適なモニターの位置は45cm前後です。
姿勢を正してプレイしよう
FPSのプレイでは姿勢によってエイムのしやすさが異なります。エイムの精度を上げるためにも、適切な姿勢でのプレイを心がけましょう。
FPSをプレイする際の姿勢は以下の2つに分けられます。
- 前傾姿勢:キーボードとマウスを使ってプレイする方におすすめ
- 後傾姿勢:ゲームパッドを使ってプレイする方向き
一般的にPCでFPSをプレイする方には前傾姿勢が適しています。モニターに顔を近づけやすいため、プレイへの深い集中が可能です。
プロゲーマーのプレイを見ても前傾姿勢を好む方が多い印象です。
プレイしやすい姿勢は人によって異なるので、いろいろ試して自分に合った姿勢を探しましょう。
FPSのエイム上達には地道な努力も大切
FPSのエイムは誰でもすぐに上達するものではありません。「コレをやれば百発百中!」のような裏技はなく、地道に練習を重ねることが大切です。
しかし「ココを意識すればエイムがしやすくなる」という、ポイントやコツがいくつかあります。
- マウスの感度が自分の感覚に合っているかを確認する
- エイムの練習を続けて手に感覚を馴染ませる
- 移動中のエイムの位置は常に画面中央に置く
- 姿勢を正して少し上からモニターを見下ろすように見る
FPSを始めたばかりでエイムに悩む方であれば、上記4つのポイントを意識するだけでも、エイムの精度を向上させられます。
まとめ | FPSのエイムは必ず上達する
FPSのプレイにおいてエイムは基本的なスキルにして、上級者やプロでも悩む永遠の課題です。しかしエイムが下手だからと、FPSのプレイを諦める必要はありません。
短時間での上達は難しいですが、正しい練習方法でコツコツと精度を磨けば、エイムの上達は可能です。
特にゲームを始めたばかりの初心者には伸びしろがあるため、エイムの感覚を体に刻み込めば飛躍的に上達する可能性があります。
エイムが上手な上級者やプロとして活躍するプレイヤーも、みんな最初はFPSの初心者でした。エイム練習をコツコツとこなして、現在の高いスキルを身につけています。
FPSをもっと楽しむためにも、エイムの技術を磨いて脱初心者を目指しましょう。
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