PCゲームをプレーするうえで、ゲーム配信に興味を持っているユーザーは非常に多いです。
2021年時点でのゲーム実況者は1,600万人を超えており、老若男女問わずさまざまなユーザーがゲーム実況に取り組んでいます。
ゲーム実況は誰でも取り組める配信活動ですが、実際に活動するにあたって何を用意し、どのように始めればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事ではゲーム配信をするにあたって必要なPCのスペック紹介と併せて、選び方やおすすめのゲーミングPCについて紹介しています。
ゲーム配信をするのにゲーミングPCは非常に重要です。ぜひ参考にして、後悔しないゲーミングPC選びをしてください。
- ゲーム配信をするならデスクトップ型一択
- 最低限のスペックはCore i5、Ryzen5相当、メモリ16GB以上
- PCのほかにマイクやヘッドセットなどの機材も必要
ゲーム配信をするならPCはデスクトップ型ゲーミングPC一択
ゲーム配信をするなら、デスクトップ型のゲーミングPCを利用するのがおすすめです。理由として、以下の3つがあげられます。
- ゲーミングPCはスペックを選べる
- 配信用ノートPCではコスパが悪くなる
- 2PC配信:配信用PCとゲーム用PCはわけない方が良い
それぞれのポイントについて、詳しく内容を見ていきましょう。
ゲーミングPCはスペックを選べる
ゲーミングPCはさまざまなスペックのものが販売されており、目的に応じてスペックが選べるメリットがあります。
CPUやグラフィックボード、メモリやストレージなど、こだわり始めればきりがありません。
処理性能の速さにこだわるならCPU、画質設定にこだわるならグラフィックボードのスペックを高いものにしておきましょう。
ただし、どちらかが高すぎたり低すぎたりすると、せっかくの性能を活かしきれません。
ゲーミングPCのスペックを活かすには、バランスの良さが重要なことも理解しておきましょう。
配信用ノートPCではコスパが悪くなる
配信に使えるノートPCとなると、どうしてもコスパが悪くなります。
デスクトップPCとノートPCを同じ性能とした場合、ノートPCの価格が数万円ほど高くなりがちだからです。
PCスペックが高くなるにつれて差額は大きくなっていき、どんどんコスパが悪くなることを覚えておきましょう。
また、ゲーム配信はPCに負担がかかる利用方法です。ノートパソコンは処理が大きくなると発熱が増え、PCへの負担を直接受けてしまいます。
寿命の面で見てもコスパが悪くなるため、よほどの理由がないのであればデスクトップ型のPCを選ぶのがおすすめです。
2PC配信:配信用PCとゲーム用PCはわけない方が良い
大手の配信者は、配信用PCとゲーム用PCを分けていることが多いです。しかし、2PC配信は基本的におすすめしません。
第一に、2PC配信は設定が非常に面倒です。いずれかの設定が間違っていると、そもそも配信ができなくなってしまいます。
また2PC配信をするには、当然2台のPCが必要です。それぞれのPCはある程度のスペックが必要なため、価格も高くついてしまうでしょう。
まずはVTuberとしての活動や、よほど特殊な配信スタイルでない限りは1台で完結させるのがおすすめといえます。
ゲーム配信をする際の最低限のスペック
ゲーム配信をするのであれば、最低でも以下のスペックを満たしたゲーミングPCを用意しましょう。
- CPUはCorei5以上がおすすめ
- GPUはRyzen5と同等以上だと安心
- メモリは16GB以上がおすすめ
ここからはそれぞれのパーツの役目や詳細について、詳しく解説していきます。
CPUはCorei5以上がおすすめ
ゲーム配信に使うゲーミングPCを選ぶのであれば、CPUはCorei5以上のものを選ぶようにしましょう。
最低限用意したいのがCorei5で、Corei7のCPUを用意できれば処理の面で相当な余裕が生まれます。
ただし同じCorei5であったとしても、世代によって性能差が生まれることは覚えておきたいポイントです。
古い世代のものはどうしても処理性能が低く、満足な配信活動ができないかもしれません。
また、Corei3以下のCPUの場合には、配信活動だけでなくゲームの動作や普段の処理に不満を抱く可能性があることも理解しておきましょう。
GPUはRyzen5と同等以上だと安心
グラフィックボードに関しては、大前提として独立型のグラフィックボードを選ぶようにしましょう。
内蔵型グラフィックボードの場合には性能が足りず、ほとんどのPCゲームがプレーできません。
また、独立型グラフィックボードはさまざまな性能のモデルが取り扱われていますが、「Ryzen5」と同等以上の性能のものであれば安心です。
Ryzen5以下の性能の場合は配信が難しくなるだけではなく、プレーしたいPCゲームの要求スペックを満たさない可能性もあります。
配信の映像に直接かかわる部分のため、グラフィックボードは絶対にこだわりましょう。
メモリは16GB以上がおすすめ
メモリは、16GB以上のものをおすすめします。
メモリの容量はゲーミングPCの同時処理がどれだけできるかに直結し、ゲーム配信においては非常に重要です。
ゲーム配信をする場合、PCゲームの起動はもちろん、配信ソフトやコメントビューワーなどのソフトを起動しなければなりません。
これらのソフトを利用するには、当然メモリを消費します。
4GBのメモリはそもそも論外、8GBの場合には配信ソフトの処理が辛くなるため、最低でも16GBのメモリを用意しましょう。
ゲーム配信用のコスパが良いおすすめPC
ゲーム配信をする上でコスパの良いPCを探しているのであれば、以下の3台がおすすめです。
- G-Master Spear Z690-Mini/D4:サイコム
- GALLERIA RM5C-G60S:ドスパラ
- G-Tune HN-Z-3070Ti:mouse
それぞれのPCスペックや特徴、口コミについて詳しくみていきましょう。
G-Master Spear Z690-Mini/D4:サイコム
- パーツの選択肢が豊富
- 光学ドライブ標準搭載
- コンパクトサイズでスペースを取らない
カスタマイズしなくてもバランスが良く、ゲームの種類やグラフィック設定によっては平均144fpsが狙えるスペックです。
引用:エンジニアライブログ
「G-Master Spear Z690-Mini/D4」は、パーツの選択肢が豊富なことで知られているサイコム製のゲーミングPCです。
CPUはi5・i7・i9各種から選べるため、目的や予算に応じたスペックにカスタマイズできるでしょう。
また、光学ドライブが標準搭載されているため、ディスクを使用してのソフトインストールにも対応できます。
サイズもコンパクトに仕上がっており、スペースの問題でデスクトップパソコンを見送っていた方にもおすすめです。
G-Master Spear Z690-Mini/D4を見る
GALLERIA RM5C-G60S:ドスパラ
- 人気ゲームタイトルのプレーに十分なゲーミングPC
- ミドルスペック相当の性能を搭載
- 初心者におすすめの一台
初めてのゲーミングPCでしたが、目的のゲームもサクサク、いやヌルヌル動き、とても快適です。
引用:ドスパラ公式サイト
「GALLERIA RM5C-G60S」は、ドスパラより発売されているコスパの高いゲーミングPCです。
約14万円の価格設定でCPUにCore i5、グラフィックボードにGTX 1660 SUPERが搭載されているのは非常にお得といえるでしょう。
人気ゲームタイトルであるApex LegendsやFortniteにも十分対応でき、設定次第では高リフレッシュレート環境下でのプレーも可能です。
初心者でも手を出しやすい一台となっていますので、初めてゲーミングPCを購入する場合の選択肢としてみてください。
G-Tune HN-Z-3070Ti:mouse
- CPUとGPUのバランスが取れている
- 機能性の高いPCケースを採用
- 144fpsは余裕のスペック
製品を確認しましたが特に不良点もなく正常に動作。
現在はモニター2つでプロゲーマーぶりながらPCゲームを堪能しています。
引用:マウスコンピューター公式サイト
「G-Tune HN-Z-3070Ti」最大の特徴は、CPUとGPUのバランスが取れている点です。
CPUかグラフィックボードのいずれかに性能が偏っているとスペックを活かしきれないため、大きなメリットといえるでしょう。
「G-Tune HN-Z-3070Ti」は機能性が高いPCケースを採用しており、各種ポートはもちろんPC内部へのアクセスもしやすいです。
人気ゲームタイトル144fpsは余裕なことに加え、タイトルによっては240fpsの出力に期待できるハイスペックモデルとなっています。
ゲーム配信用のゲーミングPCを買う際にみんなが悩むこと
ゲーム配信用のゲーミングPCを購入するにあたって、よくある悩みは以下の3つです。
- 配信用の機材は他に何が必要?
- ゲーム配信のやり方は?
- ゲーム配信はどこですればいいの?
悩みを抱いたままでは、なかなかゲーミングPCの購入には踏み切れません。
ここからはそれぞれの悩みについて、詳しく解説していきます。
配信用の機材は他に何が必要?
ゲーム配信に取り組むのであれば、以下のような機材を用意するのがおすすめです。
- マイク
- ヘッドセット
- 動画編集ソフト
なお、マイクとヘッドセットはそれぞれ独立したものを用意しましょう。
一体化したものだと、マイクの音質が悪かったり、故障時にすべてを買い替えたりしなければなりません。
また動画編集もしていくのであれば、動画編集ソフトを用意することも必須です。
おすすめは有料ソフトの「Adobe Premiere Pro」ですが、無料のソフトでも十分に対応できます。
ゲーム配信のやり方は?
ゲーム配信は大きく分けて2つのスタイルに分類されます。
- ライブ配信を活用したゲーム配信
- 動画を活用したゲーム実況
ライブ配信を使う場合には、ライブ配信のためのプラットフォームを決め、アカウントを作成します。
その後配信ソフトとプラットフォームを連携させ、ゲーム画面を取り込めば問題ありません。
動画を使う場合は、動画を投稿するプラットフォームを決めてアカウントを作成しましょう。
後は動画を作成してアップロードすれば、動画を使ってのゲーム実況は完了です。
ゲーム配信はどこですればいいの?
ゲーム配信用のプラットフォームはさまざまですが、おすすめのプラットフォームは以下の4つです。以下の表でそれぞれの特徴を見ていきましょう。
[table “231” not found /]4つのうちどのプラットフォームが良いかの断言はできませんが、それぞれの特徴を理解して活動することが大切です。
多くの人の目につきやすいプラットフォームがいいならYouTube、収益化がしやすいプラットフォームがいいならMildomなど、目的に合わせてプラットフォームを選びましょう。
注意:配信用のゲーミングPCを買うなら中古はやめておこう
ゲーム配信に取り組むのであれば、ゲーム配信用のPCを中古で購入してはいけません。さまざまなリスクがあるため、結果的に高くつくケースが多いです。
中古のゲーミングPCで考えられるリスクとして、以下のようなものがあげられます。
- PCの消耗具合がわからない
- どんな使い方がされてきたかわからない
- 購入するまで実際のスペックがはっきりしない(掲載スペックと違う可能性がある)
その場の価格に惑わされず、長い期間使える新品のゲーミングPCを購入しましょう。
まとめ
今回はゲーム配信に使えるゲーミングPCの選び方について解説してきました。結論として、ゲーム配信用のPCはそれなりのスペックが必要です。
PCスペックが低ければ配信ができないだけでなく、満足なPCゲームのプレーができません。そのため、目的の使い方ができない可能性も考えられます。
極端に高いゲーミングPCを購入する必要はありませんが、安すぎるものを買っても結果的に損をするだけです。
この記事で紹介してきた内容をもとに、ぜひ自分に合ったゲーミングPCの購入を目指してください。
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