ゲーミングPCにはさまざまなコンセプトのモデルが製造・販売されています。その中でも特に人気が高いのが、静音モデルとして販売されているゲーミングPCです。
ゲーミングPCを利用するうえで、騒音問題は切っても切り離せません。実際、ゲームジャンルによってはPCの音が原因となり不利になることも考えられるでしょう。
PCに高い負荷がかかるとファンの音が激しくなることもあり、ボイスチャットを利用している場合にはノイズが入ってしまうことも考えられます。
この記事では、ゲーミングPCの静音モデルを探している方に向けて、おすすめの静音モデルについて徹底解説しました。
静音モデルを選ぶメリットや特徴についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
- ゲーミングPCは静音モデルの購入がおすすめ
- 静音モデルを利用するメリットはかなり多い
- 静音モデルは空冷やSSD搭載が搭載されていることが多い
ゲーミングPCの静音モデルおすすめ
ゲーミングPCの静音モデルについて、おすすめは以下の3つです。
- ドスパラ:ゲーミングPC GALLERIA XA7C-R36T ASRock H570 第11世代Core搭載
- サイコム :ゲーミングPC Silent-Master NEO Z690/D4
- mouse:ゲーミングノートPC G-Tune H5(第11世代CPU)
3つの製品のスペックや特徴について、詳しくみていきましょう。
ドスパラ:ゲーミングPC GALLERIA XA7C-R36T ASRock H570 第11世代Core搭載
- Intelの第11世代CPU搭載
- 負荷がかかってもほぼ音が発生しない
- 動画編集や画像編集にも活用可能
静音性も良く快適に動作しております。
引用:ドスパラ公式サイト
GALLERIA XA7C-R36T ASRock H570 第11世代Core搭載は、静音性の高さが評価されているミドルスペックのゲーミングPCです。
CPUには「Core i7-11700」グラフィックボードに「RTX 3060 Ti」を採用しているため、処理やグラフィック性能に不満を抱くことはほぼありません。
ストレージも1TB搭載しているため、容量不足に困ることはしばらくないでしょう。スペックと静音性のバランスが良い一台となっています。
サイコム :ゲーミングPC Silent-Master NEO Z690/D4
- 静音性の高さは同社のモデルでも随一
- 冷却性能も十分
- 高性能PCパーツ搭載
PCの静音は正義。私も静音性には拘ってます。
引用:Twitter
サイコムのSilent-Master NEO Z690/D4は、静音性を売りとして販売されているゲーミングPCです。
静音性を前面に出していることもあり、高負荷がかかってもほとんどファンの音が発生しません。加えて、冷却性能も十分です。
厳選されたパーツが組み合わせられており、高性能なPCとなっているのも特徴といえます。
mouse:ゲーミングノートPC G-Tune H5(第11世代CPU)
- デスクトップ型に引けを取らない性能
- 本格的なPCゲームにも利用可能
- キーボードに耐久性の高いメカニカルキーボード採用
処理速度など問題なくスムーズな動作に満足。
引用:価格.com
マウスコンピューターより発売されているG-Tune H5は、静音性の高いゲーミングノートPCです。
ゲーミングノートはデスクトップに比べて負荷がかかりやすく、騒音が発生しやすいケースが多々あります。
そのため、静音性の高いG-Tune H5は非常に重宝されるゲーミングノートPCといえるでしょう。
スペック面で見てもノートPCの中では高い部類に入るため、本格的なPCゲームのプレーにもおすすめです。
静音パソコンを選ぶメリット
静音パソコンを選ぶメリットとして、主に以下の3つがあげられます。
- 音エイムが正確になる
- オンライン会議に集中できる
- 家族の邪魔にならない
それぞれのメリットについて詳しくみていきましょう。
音エイムが正確になる
FPSゲームには、音を聞いてエイムを合わせる「音エイム」と呼ばれる技術があります。
静音モデルを利用することで、音エイムがより正確なものとなるでしょう。
実際、ゲーミングPCのファンの音が邪魔をして足音が聞き取れないケースは珍しくありません。
画面外からダメージを受けてやられてしまうことは多々あります。
音エイムができるようになれば圧倒的に戦績はよくなりますので、勝ちを目指すのであれば静音モデルのゲーミングPCを利用すべきです。
オンライン会議に集中できる
静音モデルのゲーミングPCを利用すれば、オンライン会議にも集中できます。
オンライン会議中にPCの音をマイクが拾ってしまうと、相手の声が聞き取れない・自身の声がうまく拾われないことが考えられます。
そのため、会議の進行を遮ってしまうかもしれません。
静音モデルを利用することで業務効率が上がるため、ゲーム以外の利用を考えている方にもおすすめです。
家族の邪魔にならない
家族との共用スペースで利用する場合にも、静音モデルは活躍します。
例えば、家族がテレビを見ている横でPCを操作するのであれば、通常モデルだとファンの音が邪魔になるかもしれません。
そうするとテレビの音が聞こえず、家族は不満を抱いてしまうでしょう。
また、夜間に利用する場合もファンの音がうるさく、家族の睡眠を妨げてしまうかもしれません。
このようなトラブルを回避するためにも、静音モデルはかなり役立つといえます。
ゲーミングPC静音モデルの特徴
ゲーミングPCの静音モデルには以下のような特徴があります。
- CPUは空冷が一般的
- SSDを採用している
- 静音ファンが導入されている
それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
CPUは空冷が一般的
ゲーミングPCの静音モデルに搭載されているCPUクーラーは、空冷であることが多いです。
理由として、水冷の場合にはどうしても水の音や循環時の音が大きくなってしまうことがあげられます。
とはいえすべてのモデルに該当する話ではなく、静音を謳った水冷クーラーが取り扱われているのも事実です。
あくまでも空冷モデルが多く取り扱われており、水冷の選択肢が少なくなるだけと理解しておきましょう。
SSDを採用している
静音モデルのストレージには、SSDが採用されているのが一般的です。
HDDは書き込み・読み込みともに音が発生することが多いため、そこまで採用されていません。
SSDには音の発生が抑えられること以外にも、処理が速くなるメリットがあります。
現行のゲーミングPCのほとんどはSSDを搭載しているため、そこまで意識する必要はありません。
念のため、ゲーミングPC購入時はストレージの種類を確認しましょう。
静音ファンが導入されている
CPUファンには、静音ファンと呼ばれるパーツが存在します。そして、静音モデルは静音ファンを搭載していることがほとんどです。
ファンの種類はさまざまですが、ファンの種類こそがPCから発生する音の元凶となるといっても過言ではありません。
静音モデルを選ぶのであれば、必ず確認すべき項目です。搭載されているファンは欠かさずチェックしましょう。
ゲーミングPCを静音化するには
ゲーミングPCを静音化する方法として、以下の3項目を覚えておきましょう。
- グラボの設定でパワーを落とす
- ゲーミングPCを掃除する
- 動作モードの切り替えをする
3つの項目について詳しく解説していきます。
グラボの設定でパワーを落とす
搭載されているグラフィックボードのパワーを落とすのは、有効な静音化の方法となります。誰でも簡単にできる方法のため、実践しない手はありません。
グラフィックボードに負荷がかかって発生する音は相当です。高負荷がかかるとPCの冷却のためにファンの回転数が上がり、結果的に音が大きくなります。
搭載されているグラフィックボードのパワーを生かし切るのは悪いことではありません。ですが、ゲームによってはグラフィックボード性能を活用しきれない場合もあります。
使っているPCから簡単に設定ができるため、ぜひ試してみてください。
ゲーミングPCを掃除する
ゲーミングPCをずっと掃除していないのであれば、一度内部やフィルターを掃除してみましょう。ほこりがたまっている場合、ゲーミングPCは騒音を発します。
特に空気循環口やファンの部分にほこりがたまっていると、内部に熱がこもらないようにファンの回転数が大きく上昇します。
そのため、仮に静音ファンであったとしても何の意味も成しません。せっかく静音モデルを購入したのに、騒音が大きいとストレスを感じてしまうでしょう。
ゲーミングPCを掃除しないとPC自体の寿命も短くなりますので、最低でも3か月に一度くらいは清掃することをおすすめします。
動作モードの切り替えをする
動作モードを切り替えるのも、ゲーミングPC静音化の有効な手段です。ゲーミングPCのパフォーマンス向上にもつながりますので、ぜひ試してみましょう。
具体的にはWindowsの設定やNVIDIAコントロールパネルの設定など、さまざまな項目の設定が必要になります。
例えば視覚効果の設定をしてパフォーマンスを優先したり、電源プランを高くしたりすることが代表的な設定です。
静音化と動作を軽くすることの両方につながりますので、一度設定を確認してみて損はないでしょう。
注意:ドスパラは静音パックまんぞくコースを選ぼう
ドスパラで製造・販売されているゲーミングPCは、もともとの静音性が高いです。しかし、静音パックまんぞくコースを利用することでより高い静音性を実現できます。
静音パックまんぞくコースを利用するメリットは以下の通りです。
- 低速回転ファンを採用し、静音性が向上する
- エアフローを妨げないヒートシンクで冷却性能が向上する
基本構成の段階で含まれているケースも多いですが、万が一含まれていない場合には構成変更を検討する価値は十分にあります。
CPUファンの項目で選択できますので、購入時は必ず確認しましょう。
まとめ:静音を選ぶと生活が変わる
今回はゲーミングPCの静音モデルについて詳しく解説してきました。
結論として、ゲーミングPC選びの際は静音モデルを優先するのがおすすめです。ゲームのプレーにはもちろん、普段の利用にも大きなメリットが生まれます。
特に同居人がいる場合には、周囲の人たちへの影響も少なくなるため、利用を検討してみましょう。
この記事で紹介してきた内容をもとにして、ぜひゲーミングPC選びの選択肢の一つとしてみてください。
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