【たった10分】フォートナイトのラグの直し方と改善策

バトルロイヤルゲームでは一瞬で勝負が決まることもあり、プレイ中のラグは命取りです。ラグの発生にはpingや回線速度など、さまざまな要因が関係しています。

フォートナイトのプレイ中にラグが発生してストレスを感じる方も多いでしょう。

本記事ではフォートナイトのプレイ時に発生するラグの直し方について紹介しています。たった10分で改善できるので、ラグにお困りの方は参考にしてください。

このページで分かること
  • pingとレイテンシーが主な原因
  •  ラグが気になるならまずはpingを確認する
  •  ラグを改善するにはトレースルートを添えてプロバイダに問い合わせる

ラグの原因はpingとレイテンシー

pingはフォートナイトをプレイするPCやSwitchなどのデバイスとサーバーとがデータを送受信し合うことです。データが往復するのに必要な時間をレイテンシーと呼び「ms(ミリ秒)」で表します。

pingの決定要因

pingは主に以下3つの要因によって決定されます。

  • 帯域幅
  • スループット
  • ルーティング

もちろんこれだけが決定要素ではありませんが、上記3つを覚えておくことでラグが発生した際の状態を判断する助けとなります。

参考:フォートナイトでのレイテンシーおよびpingの詳細のご説明

帯域幅

帯域幅は利用するネットワーク接続における、データ送信の最大量のことです。「周波数帯域」や「バンド幅」と呼ばれることもあり、一般的に帯域幅が広いほど高速通信が可能になります。

光回線は広帯域の回線であるため、ブロードバンドと呼ばれるのが特徴です。フォートナイトのプレイ時に帯域幅が狭くなることが要因で、ラグが発生している可能性があります。

スループット

スループットはネットワーク機器が一定時間に処理できるデータ量を表しています。スループットの数値を使ってデータ処理能力や転送速度を表す場合もあり、単位は「bps」「kbps」「Mbps」などです。

フォートナイトのプレイ中には大量のデータ送信が行われるため、スループットがラグの要因になることがあります。

ルーティング

ルーティングはフォートナイトをプレイするデバイスとサーバー間をデータが往復する経路のことです。

経路の判断処理には宛先とパケット転送先が必要であり、ルーティングによってパケット転送先が決定されています。

ルーティングがスムーズに行われるかどうかも、pingに影響を与えているためラグの要因です。

無線接続でフォートナイトをプレイする際に、ルーターの性能によってルーティングがスムーズに行われない場合があります。

pingの確認方法

pingを確認するには以下2つの方法があります。

SwitchやPS5でフォートナイトをプレイしている方は、ゲーム上で確認してください。

フォートナイト上で確認する方法

フォートナイトの設定でプレイ画面にpingを表示することができます。PCやSwitch、PS5などデバイスを問わずに確認できるので、最もおすすめの方法です。

  1. 設定画面の「ゲームUI」タブを選択する
  2. 「HUDオプション」から「ネットデバッグのステータス」をオンにする
またpingの値が0~29であれば、ラグが発生することなくフォートナイトを楽しめます。

PC上で確認する方法

PCでプレイしている方は以下のステップでping値を確認できます。

  1. Windowsマークの横にある検索窓に「cmd」と入力
  2. 検索結果に表示された「コマンドプロンプト」を起動
  3. コマンドプロンプト上に「ping qosping-aws-ap-northeast-1.ol.epicgames.com -n 50」を入力
  4. Enterキーを押すとデータが送信され、レイテンシーの平均値が割り出される

公式推奨:プロバイダに問い合わせる

pingの値を下げる方法として公式が推奨しているのは、トレースルートを添えたうえでプロバイダへの問い合わせを行うことです。

トレースルートを確認する手間はかかりますが、レイテンシーやpingが上昇する理由を判断してもらえるでしょう。

Step1:トレースルートを確認する

ご利用のプロバイダに問い合わせる前に、まずはトレースルートの確認を行います。

トレースルートとは
指定したIPアドレスにデータを届けるために、どのようなルーターを経由しているのかを確認するためのコマンドです。

トレースルートの確認方法は以下のとおりです。

  1. Windowsマークの横にある検索窓に「cmd」と入力
  2. 検索結果に表示された「コマンドプロンプト」を起動
  3. コマンドプロンプトで「(tracert qosping-aws-ap-northeast-1.ol.epicgames.com) > “%USERPROFILE%\desktop\fortnite_tracert.txt”」を入力
  4. 数分後にトレース結果がデスクトップに保存される

pingの確認で使用したコマンドと異なるので、間違えないように注意しましょう。

Step2:プロバイダーにトレースルート情報を添え問い合わせをする

トレースルートの確認を実行して結果が出たら、その情報を添えてプロバイダに問い合わせてください

フォートナイトのサーバーに接続する際に、利用しているネットワーク接続のどこに問題があるのかを判断してもらえます。

その他にできるラグを改善する方法

 

公式推奨の方法でラグが改善しないようであれば、以下6つの方法も試してみてください。

  • 他に開いているアプリがある場合は消す
  • ラグくならないスキンを使う
  • FPS表示を削除する
  • 無線LANから有線LANに切り替える
  • ルーターを変えてみる
  • プロバイダの変更を検討する

他に開いているアプリがある場合は消す

フォートナイト以外にアプリが起動していると、動作が重くなりラグが発生する原因になります。プレイ中にラグいと感じたら、まずはほかのアプリを終了してみましょう

ラグくならないスキンを使う

派手なスキンやグライダーは魅力的ですが、装飾を欲張り過ぎるとラグの発生原因になります。グラフィックに大きな負荷をかけないためにも、スキンはシンプルなものを選ぶのがおすすめです。

FPS表示を削除する

プレイ画面にFPSが表示されていると、常に計算し続けなければならず重くなります。プレイ中に必要ないので、FPS表示を消して負荷を軽くしておきましょう

無線LANから有線LANに切り替える

Switchでフォートナイトをプレイする場合、無線で接続している方は多いでしょう。しかしプレイ時のラグが気になるのであれば、無線から有線接続に切り替えるのがおすすめです。

ただし有機ELモデルのSwitch以外には有線LAN端子が搭載されていません。Switchを有線接続する場合には、別売りの有線LANアダプターが必要です。

ルーターを変えてみる

インターネット接続に使用しているルーターを変えることで、SwitchやPS5のpingが改善される可能性があります。

ルーターにもさまざまな種類があり、古いモデルのルーターは高速通信に対応していません。IPv6に対応した回線を使っているのに遅い場合は、ルーターの買い替えが必要です。

回線速度を上げてラグを改善したい方は、高スペックのゲーミングルーターも検討してみましょう。

プロバイダの変更を検討する

プロバイダを変更することで、ping値を下げられる可能性があります。プロバイダの基幹ネットワークが大きければ大きいほど、大多数が同時に接続した際にも回線の安定性を保つことが可能です。

特にケーブルテレビの回線を使用している場合には、1Gbps以上の光回線に乗り換えるのが良いでしょう。

フォートナイトのプレイにおいて、回線の安定性はラグに影響します。ほかの方法を試してみて改善しないのなら、プロバイダを変更してみてください。

まとめ | 大抵の場合は公式の方法で改善する

フォートナイトのプレイ中にラグが発生するのには、さまざまな理由があります。しかしEpic Games公式サイトで紹介されている方法を試せば、ほとんどの場合でラグを改善可能です。

プレイ中にラグが多いとストレスが溜まってしまうので、紹介した方法で改善して快適なプレイを楽しみましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です