FPSゲーマーにとって、プレイ中のラグ発生は大敵です。気持ち良く連続キルを決めたくても、ラグが発生していてはプレイに影響が出てしまうでしょう。
しかし、厄介なラグもインターネット環境やプレイ機器のスペックを見直すことで、スムーズに解消できる可能性があります。
本記事ではPUBGのプレイ中に発生するラグの解決法について解説しています。頻発するラグに悩んでいる方は、最後までチェックしてみてください。
- ラグが気になる場合はまずインターネット回線のping値を確認する
- プレイ機器が推奨スペックを満たしているかを確認する
- PUBG Mobileでは端末のスペックがラグの発生に大きく影響する
PUBGがラグすぎるとこうなる
PUBGプレイ中のラグは、以下の症状の発生原因になります。
- 画面がカタツク
- チーター並みの瞬間移動が発生する
- 倒したはずなのになぜかラグで撃ち負けている
プレイ中にこのような症状が出て悩んでいる方は、ラグの発生を疑ってみてください。
画面がカタツク
ラグが発生していると、PUBGのプレイ画面がカタツキます。具体的には画面がカタカタと揺れているように見えたり、前方に進んでも動作がワンテンポ送れたりするような状態です。
ラグが発生した状態ではプレイヤーの入力と画面の出力がズレています。ラグを放置してプレイしていると、オブジェクトに引っかかって思うように操作できないことも少なくありません。
チーター並みの瞬間移動が発生する
ラグの状態がひどいと、チーター並みの瞬間移動が発生してしまいます。せっかく敵の頭にエイムを定めていても、瞬間移動されてしまっては話になりません。
前方にいたはずの敵がいきなり姿を消して、横から現れたときにはプレイヤーにも焦りが出てしまいます。
もちろん他プレイヤーはチートなど使っていませんが、瞬間移動が多発する状態ではPUBGを楽しめないでしょう。
倒したはずなのになぜかラグで撃ち負けている
ラグが発生していた場合、プレイヤーの入力した操作が即時に反映されません。このため絶対に倒せたはずなのに、自分が撃ち負けていることが多々あります。
自分から見たら確実に着弾していても、相手から見ると明後日の方向に撃っている状態です。どんなにエイム精度が高くても、ラグが発生していては一対一の場面で負けてしまいます。
かなり理不尽な負け方ですが、ラグを発生させない以外に解決法はありません。
PUBG Mobileがラグい場合の原因と対処法
PUBG Mobileのプレイ中にラグいと感じる場合は、以下の対処法を試してみてください。
- スマホのストレージの空き容量を確認する
- CPUの状態を確認する
- ping値を下げる
- 運営のサーバー状況を確認する
- スマホの推奨スペックを確認する
- 画質設定を落とす
スマホのストレージの空き容量を確認する
PUBG Mobileのプレイ中にラグが発生するようであれば、まずはスマホのストレージに十分な空きがあるかを確認してみてください。
ストレージ容量に余裕がないと端末の動作が重くなり、ラグ発生につながる場合があります。
ストレージの空き容量は以下の方法で確認が可能です。
- iOS:設定→一般→情報
- Android:設定→ストレージ
ストレージの空き容量が少ない場合は、利用していないアプリをアンインストールして余裕を確保しましょう。
またPUBG Mobileの裏で、ほかのアプリが起動しているとストレージを圧迫します。
CPUの状態を確認する
スマホのCPUにあたるSoC(System on a chip)の状態も確認しておきましょう。
SoCはCPUやGPU、NPU(Nyural network Processing Unit)を集積した半導体チップです。SoCのスペックがスマホ全体のパフォーマンスを左右しています。
スマホのベンチマークを確認するには、スマホ向けアプリの「AnTuTu Benchmark」を利用するのがおすすめです。スマホに搭載されたパーツの性能を測定し、総合スコアを表示できます。
PUBG Mobileをプレイする場合、画質ごとに以下の基準でスマホを選ぶのが良いでしょう。
- 低画質:54,000点以上
- バランス画質:100,000点以上
- 高画質:ハイエンドスマホ(iPhone 13など)
ping値を下げる
PUBGのようなオンラインゲームでは、回線速度よりもping値が重要になります。
ping値とはデータ送受信にかかる時間を数値化したものです。ping値は低いほど送信時間がかからず、ラグの発生を防げます。
PUBGのようなバトルロイヤルでは、ほかのゲームよりも推奨ping値が低くなっています。ラグが発生する場合は、固定回線の利用やプロバイダーの変更でping値を下げましょう。
運営のサーバー状況を確認する
PUBG運営のサーバーに負荷がかかっている、またはトラブルが起きている場合にもラグが発生します。
特に運営側のサーバーにアクセスが集中しているときは、ラグが発生しやすいので注意してください。
もしサーバーにトラブルが発生している場合には、運営が公式Twitterにて情報を公開しています。ゲームのプレイ中にラグいと感じたら、サーバーのトラブルを疑って情報をチェックしましょう。
スマホの推奨スペックを確認する
PUBGをプレイするスマホが推奨スペックを満たしているかも重要です。公式によるとiOSは9.0以降、Androidでは4.3以降のバージョンを推奨しています。
iPhone 5S以降であればPUBGをプレイできるとありますが、実際のところはiPhone 7以降でなければ快適にプレイできません。
また、Android端末については公式に推奨する端末が記載されていない状態です。
基本的に最新の端末であれば快適にプレイできるので、推奨スペックを満たせるスマホが手元にない方は、最新モデルを購入するのが良いでしょう。
画質設定を落とす
どうしてもラグの発生が改善されないようであれば、画質設定を落とすのもひとつの方法です。
PUBGは高画質でプレイするほど端末に負荷がかかり、ラグの発生につながります。低スペックスマホでプレイしている場合は、バランス画質などに変更するだけでラグの改善が可能です。
ただし画質を落とすほどプレイ画面が荒くなり、索敵が不利なのであまりおすすめできません。低画質でないとラグが発生するようであれば、スマホのスペックを見直す必要があります。
PUBGのPC版がラグい場合の対処法
PUBGのPC版でラグいと感じる場合には、以下の対処法を試してみましょう。
- 回線の状況を確認する
- 無線から有線に変更してみる
- 推奨スペックを確認する
回線の状況を確認する
PCでPUBGをプレイする場合にも、スマホ版と同じようにping値が重要です。ラグが発生しているなら、まずは回線の状況を確認してみてください。
PC版でもping値は15ms以内に収まっているのが望ましいです。
無線から有線に変更してみる
無線接続でPUBGをプレイしている方は有線接続に変更してみましょう。
無線接続でもPUBGのプレイは可能ですが、有線接続と比べて遅延が発生しやすくなっています。この遅延はラグが起こる要因でもあり、快適なプレイを求めるなら無線接続はおすすめできません。
回線のモデムから遠い部屋でプレイする場合は、中継機に有線接続するだけでもラグが改善する可能性があります。
推奨スペックを確認する
PUBGをプレイするゲーミングPCが、推奨スペックを満たしていないとラグの原因になります。PUBGの推奨スペックは以下のとおりなので確認してください。
- CPU:Core i7
- メモリ:16GB
- GPU:GTX 1060以上
PUBGは負荷の高いゲームであり、CPUにはハイスペックなCore i7がおすすめです。
PUBG Mobileはping差より端末差の方が重要
PUBG Mobileをプレイする場合、ping値の差よりも端末差のほうが重要です。確かに20msと100msではプレイ中に差を体感しますが、端末差はping値の差よりも遥かに大きく感じられます。
例えば2017年に発売したiPhone 8と2021年に発売したiPhone 13では、描画処理の速度差は大きなものです。両者を比較するとping値で100msに相当する差があるでしょう。
基本的にiPhone 7以降であれば問題なくPUBGをプレイできます。もしそれ以前の端末でPUBGをプレイしているなら、端末の買い替えがおすすめです。
まとめ
PUBGのラグ問題はこれまでにも多くのプレイヤーを悩ませてきました。運営のサーバーでトラブルが発生しているなら仕方ありませんが、回線や端末の問題はプレイヤーが対処できます。
PC版もスマホ版もラグが発生したときには、回線のping値や推奨スペックを満たしているかどうかを確認してください。
まずはプレイ中のping値が高くないかをチェックして、高ければプロバイダーの乗り換えを検討しましょう。
ping値に問題がなければ、プレイするPCや端末スペックの確認です。スマホ版ではiPhone 7以降、PC版はミドルモデル以上のスペックを満たしていれば問題ありません。
PUBGがラグいと感じたら、自分ができる対処法をひとつずつ試してみましょう。
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