ゲスト:花岡なつみ
プロ人生において最初で最後の完投劇が、リーグ優勝達成の試合だった投手、小林誠二。
1984年10月4日。マジック1で迎えた大洋戦でマウンドに上がったのは誰も予想していなかった小林でした。
驚きのマウンドだったにも関わらず、最終回までマウンドに立ち続け完投勝利。胴上げで宙に浮かぶ瞬間が記憶に残っているという方も多いのではないでしょうか。
小林は1982年、西武ライオンズでも優勝投手となっており、セ・パ両リーグでグラウンドでの胴上げを経験した稀有な投手としても知られています。
誰もがうらやむ華々しい経歴の持ち主である小林。しかし、その陰には己の野球人生を全て懸けたある決意と、チームメイトや監督への想いがありました。
日本一を達成した1984年に眠る知られざるエピソードです。