ゲスト:東京で開催された「小説 鯉のはなシアター」公開収録イベントにお越しの皆さん、スピードワゴン・小沢一敬、加藤明日美
1975年の広島東洋カープ初優勝。
広島県民が歓喜に沸いたこの年、その全てがカープにとって、そしてファンにとって初めての出来事でした。
初物尽くしのカープにとって、最も印象深いシーンの一つが優勝後の胴上げ。
最終回のマウンドに立ち、最終打者を打ち取って球団初の胴上げ投手になった選手が金城基泰。
入団3年目で迎えた前年に20勝で最多勝の称号を獲得し、将来を嘱望される若鯉だった金城がこの栄光を勝ち取るまでに、選手生命はおろか社会復帰さえ難しいといわれる状態に陥っていたことは今ではあまり知られていません。
今夜は3年連続最下位から悲願の球団初優勝という奇跡を果たしたチームの裏側で、金城に起きたもう一つの奇跡を紡ぎます。