ゲスト:東ちづる
第二次世界大戦、日米開戦の発端となった「真珠湾攻撃」。
この歴史の瞬間に海軍の兵士として参加した男が、のちに広島カープの人気選手となったことは今ではあまり知られていません。
今夜は壮絶な戦争を生き抜き、豪快に野球人生を駆け抜けた男、長持栄吉の鯉の話を描きます。
1918年、静岡県島田市に生まれた長持は幼い頃から野球を始め、地元・島田商業から甲子園出場を果たします。
高校卒業後に日中戦争が始まり、長持はこれ以降、戦争の波にのまれていきます。そして、真珠湾攻撃に参加。
戦争で多くの仲間が命を落とす中、長持は偶然が重なり何とか生還を遂げると、再び野球の道を目指します。
そしてカープへ入団。スター選手としてファンを魅了していき、長持の野球人生の針は再び動き始めることとなるのです…。
8月にお送りする戦争とカープ選手のエピソード。