♠ Episode19｢選ばれない女｣

書店店員のばななは､店長の大森に片想いをしていた｡
同僚の邦子に､｢店員の鑑だよね｡｣と大森のいい所を存分にアピール｡
一方､大森に対しては
｢邦子は細かいとこに気がいきますし､お客さんにも好かれてます｡
あと､ああ見えて､すっごい男性に尽くすタイプなんです｣
と､邦子のいい所を存分にアピール｡
気が付けば一週間後､大森と邦子は付き合い始めていた・・・｡

｢それって全部､ばななさんがお互いの良さをスピーチしてるからですよ｣
同じく同僚のカナコから､諭されるばなな｡
こうしてばななは｢選ばれない女｣となっていた｡

ある日､バーで1人物思いにふけるばななに絡んでくる1人の男がいた｡
｢パーっと飲んで､気分あげよーよ｡｣
男の名は刹那｡ホストだ｡
しかし､ばななは誘いには乗らない｡刹那は名刺だけ渡し､ばななを見送った｡

ばななが働く書店に､他店から新たなメンバー・小野田が加わった｡
これまた､ばななのストライクゾーンドンピシャのイケメン｡
｢で､新しく入ってきた小野田さんなんだけどね､すごい優しいの｣
と､再びカナコにアピールする始末｡

小野田との帰り道が一緒になったばななは､同僚のカナコの良さをスピーチしようとするが､｢はっ！ わたしまた褒めてる！｣と自重｡
このままではダメだと悩んだばななが選んだ選択は・・・

小野田との帰り道が一緒になったばななは､同僚のカナコの良さをスピーチしようとするが､｢はっ！ わたしまた褒めてる！｣と自重｡
このままではダメだと悩んだばななが選んだ選択は・・・

>>B：カナコが男好きという怪情報を流す

｢でも､カナコは男好きで､男関係がだらしないのが難点なんですよね〜｣
と､でたらめな情報を小野田に教えたばなな｡
しかし､結局基本はいい子なんだけどと褒めてしまう｡
そこに仕事終わりのカナコが合流し､3人で食事に行くことになった｡

食事が終わり､1人ぼっちになるばなな｡
その寂しさを紛らわすためか､ホスト・刹那の名刺を取り出し店に行くことにした｡
刹那に｢選ばれないのはなぜか？｣を相談するばなな｡
刹那からは｢自分が選ぶ側に回らなきゃ｡｣とアドバイスをもらい､そのままアフターへ｡
そこでばななは､刹那が税理士を目指すためにお金を貯めていることなど､違った一面を知ることになった｡
それでも信用できないばななに､刹那はそっとキスをする｡

ある日､小野田が仕事終わりに焼肉でも行こうかとばななを誘い､快諾する｡
一方､書店に現れた刹那からも｢会いたくなっちゃって｡ちょっと話したい｡｣と誘われる｡
同時に2人の気になる男性から誘われたばなな｡
果たして､彼女が選んだ選択は・・・？

ある日､小野田が仕事終わりに焼肉でも行こうかとばななを誘い､快諾する｡
一方､書店に現れた刹那からも｢会いたくなっちゃって｡ちょっと話したい｡｣と誘われる｡
同時に2人の気になる男性から誘われたばなな｡
果たして､彼女が選んだ選択は・・・？

>>A:刹那を待たせて､小野田の元へ

刹那に｢今日､夜遅くていいなら｣とメッセージを打つばなな｡
結局､小野田とともに焼肉へいくことを決めた｡
しかし､店に到着すると､そこには同僚のカナコの姿があった｡

｢カナコちゃんも来たいっていうから､誘っといた｣
空気の読めない小野田だったが､ばななはカナコからの宣戦布告と受け取り､カナコが席を外した時に小野田のいいところを褒めてみるが､なにかしっくりこない｡
一方､ばななが席をはずしたとき､カナコは一枚の写真を小野田に見せる｡そこに写っていたのは､刹那とばななのキス写真だった｡

ある日､ばななは意を決して小野田に告白を試みる｡
しかしそのタイミングでカナコが登場｡
腕を組み｢今日もうちに来る？｣｡
そう､カナコと小野田は付き合うことになったのだ｡

またしても選ばれなかったばなな｡
傷を癒すために､刹那のいるホストクラブを訪れる｡
前回の待ち合わせに来なかったことを気にしていた刹那｡
固定資産税のテストが1つ合格したことを真っ先にばななに伝えたかったという刹那の思いに､ばななの心は揺れる｡
｢仕事終わったら会える？｣
ばななのその言葉を残して､刹那は指名客の元へ｡
その女こそ､キス写真をばら撒いた邦子だった｡

｢今日､夜遅くていいなら｣とばななにメッセージを送った刹那｡
しかし､刹那がばななの元へ向かうことはなかった｡

同時に2人の気になる男性から誘われたばなな｡
前回視聴者は､｢A)刹那を待たせて､小野田の元へ｣を選んだ｡

果たしてあの時､ばななが>>B:小野田を待たせて､刹那の元へを選んでいたら・・・｡

刹那がばななに見せたもの､それは｢固定資産税法・合格証書｣だった｡
真っ先にばななに報告したかったという刹那｡
ただ､刹那のそんな思いに対し､職場でホストにハマっていると噂されるなどスッキリした気分になれないばななは､結局ホストと客の関係でしかないのではと真に受けることができない｡

その後､小野田が待つ焼肉屋に向かったばななだが､そこには同僚のカナコがいた｡
彼女は､ばなながホストにハマっていることを伝え､ホストにキスされている写真を小野田に見せ､ばななをおとしめようとしていた｡
その様子を見たばななは怒り心頭｡店を出て行く｡

そしてばななの脳裏には刹那の言葉がよぎる｡
｢選ばれない選ばれないって後悔するんじゃなくて､自分が選ぶ側に回らないと｡
選ばれない女から､選ぶ女に｣

そう決意したばななは刹那の元へ｡そして､合格祝いの電卓を手渡す｡
｢わたし､刹那くんが好き｣
自分の気持ちを正直に伝えた､ばなな｡
｢タカヒロっていうんだ､俺の本名｡三谷タカヒロ｣
刹那は､ばななの思いを受け止め､ホストとしてではなく､タカヒロとして向き合うことに決めた｡

ホストを辞めて､税理士を目指す刹那の決意に､笑顔を見せたばななであった｡