「KINTO」は月額制でトヨタやレクサス、SUBARUの車を自由に利用することができる、車のサブスクリプションサービスです。
ローンを組むことなく支払額を固定できるうえ、乗り換えも可能な新しい仕組みで個人向けカーリース市場は拡大傾向にあり、利用を検討している人も多いのではないでしょうか?
しかし、契約する前に「KINTOを試してみたいけれど評判が気になる」「KINTOを使うことでどのようなメリットがあるのか知りたい」などKINTOに関する疑問を解消しておきたいですよね。
そこで今回は、トヨタのKINTOにおけるさまざまな疑問を解決できるように、以下のトピックについてご紹介。
- トヨタのKINTOのサービス内容、利用方法
- KINTOを使うことで生じるメリットとデメリット
- 実際に体験した人の口コミ・評判
- 評判から見る、向いている人と向いていない人の特徴
- カーリース会社との料金比較
自分に合ったサービスかどうか見極めるためにも、メリットや特徴だけでなくデメリットや評判も含めてチェックしていきましょう。
そもそも「KINTO(キント)」とは?特徴や料金システムを詳しく解説
ここではトヨタの新しいサービス「KINTO」について、以下の4点を中心に解説していきます。
KINTOの特徴
KINTOは、「トヨタファイナンシャルサービス」「住友商事」「三井住友ファイナンシャルサービス」「住友三井オートサービス」が出資する車のサブスクサービスです。
トヨタの人気車種はもちろん、レクサスやSUBARUの車も取り扱っており、人気オプションは車に詳しくない人でも選びやすいようにパッケージ化しています。
自動車税や自動車保険などマイカーにかかる費用がコミコミの定額制で、面倒な手続きや頭金は一切なし。WEBサイトやアプリから申し込み、審査通過後に販売店で受け取ればすぐに利用可能です。
契約プランはニーズに合わせて選べる「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」の2種類を用意しており、いずれもシンプルな料金体系で車を持つことができます。
また、正規販売店でのメンテナンスが受けられるのもメリットで、それぞれの車種に詳しいスタッフによる修理・メンテナンスによって安全面も確保されているのです。
契約期間が終了すると、「再契約」「新たな車へ乗り換え」「返却」の3つの選択肢から選べるので、ライフスタイルの変化に合わせて利用しやすいのも嬉しいポイントでしょう。
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KINTOの料金システム
初期費用フリープラン | 解約金フリープラン | |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 申込金として月額5ヶ月分相当 |
契約期間 | 3年、5年、7年 ※レクサス車は3年のみ | 3年 |
ボーナス併用払い | 5.5万円/11万円/16.5万円 ※16.5万円の設定がない車種あり | 不可 |
中途解約金 | 規定の中途解約金 | なし |
契約期間中の乗り換え特典 | のりかえGO利用で割安な手数料で乗り換え可能 | なし |
契約満了時の選択肢 | ・乗っていた車を再契約 ・新たな車への乗り換え ・車の返却 | ・乗っていた車を再契約 ・新たな車への乗り換え ・車の返却 |
再契約 | トヨタ車は初回契約から通算7年、レクサス車は通算5年お乗りいただけます。 | トヨタ車は初回契約から通算7年、レクサス車は通算5年お乗りいただけます。 |
取扱ブランド | トヨタ、レクサス、SUBARU | トヨタ、レクサス、SUBARU |
KINTOでは「初期費用フリープラン」と「解約金フリープラン」の2種類の料金プランを用意しており、どちらもシンプルな料金体系で利用できます。
「初期費用フリープラン」は初期費用を抑えたい人やボーナスを併用して支払いを行いたい人、契約期間中に新たな車へ乗り換えたい人などにおすすめ。「解約金フリープラン」は契約期間中に車が必要なくなる可能性のある人や、月々の支払い額を抑えたい人に向いています。
また、定額料金のなかには以下の内容が組み込まれているため、追加料金が発生する心配はありません。
【月額料金に含まれている内容】
- 車両代・オプション
- 自動車税
- 自動車保険
- メンテナンス
- 車検
- 消耗品
- 故障修理代・代車
トラブル時に必要なメンテナンス費や故障修理代なども含まれているので、長期でも安心して利用できます。
KINTOの提携販売店
KINTOの提携販売店はトヨタ販売店とレクサス販売店、SUBARU販売店で、公式サイトから地名や店舗名で検索することができます。
販売からアフターサービスまでの工程が一貫しておこなわれる点もKINTOの特徴。車の受け取りや利用中のメンテナンスはそれぞれの販売店で行われるため、利用しやすい場所に店舗があるかどうか確認しておくといいでしょう。
KINTOの審査基準や内容
KINTOを契約する際には、申し込み後に審査を受ける必要があります。
審査結果は3営業日以内を目安にメールで届くので、迷惑メールフォルダに届いたり受信拒否設定されたりしていないかよく確認しておきましょう。
審査基準などは明らかにされていませんが、審査申し込みに必要な情報は以下の通りです。
- 本人情報
- ご自宅住所
- My KINTOログインIDの設定
- お車の使用場所
- ご連絡先
- お住まい・ご家族の状況
- ご本人確認
- 現在保有中の車
- お勤め先情報
一般的に審査は「収支バランスに問題がないか」を確かめるものとなるため、契約前には身の回りの支払い状況や、信用情報機関における信用状態を確認しておくと安心です。
KINTOを使う5つのメリットを詳しく解説
ここではKINTOの5つのメリットについて解説していくので、詳しく見ていきましょう。
もし、レンタカーやカーシェアリングサービスと迷っている方は、今回挙げるメリットと比較してみるのもおすすめです。
頭金0円・月額定額で手軽に新車に乗れる
まず紹介したいのは、料金プランによっては「頭金0円・月額定額」で車を利用できる手軽さです。本来車を購入するとなると、カーローンを組んでそれに見合った頭金を用意するケースがほとんどでしょう。
頭金の相場は総額の約20~30%といわれており、200万円の車であれば約40~60万円、300万円の車であれば約60~90万円にものぼります。
しかし、KINTOの「初期費用フリープラン」では頭金なしで利用可能。月々の支払いが均等な月額制なので、支出管理がしやすいことも魅力です。
月々16,720円(税込)から利用できるので、購入となると頭金の用意やローンの支払いが厳しい車種であっても、KINTOであれば無理なく楽しむことができます。
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自動車保険をはじめとする諸費用込みの料金システム
KINTOの月額料金には、自動車保険や自動車税など、マイカーにかかる諸費用が月額料金に含まれています。定期メンテナンスや車検、故障修理などにかかる費用もコミコミなので、突発的な出費に慌てる心配がありません。
- 車両代金
- 自動車税
- 自動車保険料
- 車検代
- メンテナンス代
- 消耗品代
- 故障修理代
- 代車費用
- ロードサービス
- コネクティッドサービス(一部車種)※
- オプション代
また、カーローンの支払いのように、分割払いによる手数料などが発生しないのもうれしいポイント。月額料金以外に発生する費用はほとんどない、といっても過言ではありません。
基本的に月額料金以外で自己負担となるものは、ガソリン代や駐車場代のみと考えておくといいでしょう。
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定期的に新車への乗り換えができる
KINTOの「初期費用フリープラン」には「のりかえGO」というサービスが含まれており、割安な料金で次の新車への乗り換えが可能です。
「のりかえGO」は一定期間が経過すると、手数料のみで新車に乗り換えができるもので、乗り換え期間は、3年プランで18ヶ月目〜契約満了の4ヶ月前まで、5年・7年プランで36ヶ月目〜契約満了の4ヶ月前まで。
手数料は契約年数と乗り換えを申し出たタイミング(経過月数)によって算出され、使った日数が長いほど手数料は下がっていくシステムです。
また、「のりかえGO」では別のプランへの変更も可能で、結婚や出産などライフスタイルの変化に合わせて、契約年数を変えていくこともできます。
\手数料の詳しい算出方法はこちら/
正規ディーラーでメンテナンスを受けられる
KINTOは販売から納車、さらに点検から整備といったアフターフォローまでが一貫して完結できることも大きなメリットです。
車のメンテナンスはトヨタやレスサス、SUBARUの正規ディーラーの整備工場でおこなわれ、定期点検や消耗品の整備・交換なども一括して依頼できます。
パーツ交換には純正品が使われたりそれぞれの車種に詳しいスタッフが担当したりと、メーカーならでは整備基準の高さも魅力です。
メンテナンス予定は「My KINTO」から確認でき、コネクティッドカーケア対象車種においては一律のタイミングではなく個々の最適なタイミングでメンテナンスを案内してもらえます。
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中途解約に良心的
多くのカーリースでは、中途解約をすると、残りの契約期間の月額相当分の違約金を支払う必要があります。
しかし、KINTOの「解約金フリープラン」なら中途解約金なしでいつでも解約することが可能。契約者が死亡もしくは傷害・疾病などにより運転困難となった場合も、中途解約金なしで解約できます。※対象項目に書かれている海外転勤などで使用困難となった場合は中途解約金が発生します。
ただし、「初期費用フリープラン」の場合、上記以外の理由による中途解約には「中途解約金+未払いリース料」の解約金が発生します。
- 初期費用フリープラン:中途解約希望日の3ヶ月~30日前
- 解約金フリープラン:中途解約希望日の前々月1日~末日
公式ホームページには契約月数ごとの中途解約金について、図解を用いてわかりやすく説明されているほか、中途解約試算もできるのでチェックしてみてください。
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KINTOを使う3つのデメリットを詳しく解説
続いて、KINTOのデメリットについて見ていきましょう。デメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
利用イメージや保険などの状況と照らし合わせながら、デメリットも見ていきましょう。
トヨタ車・レクサス車・SUBARU車しか選べない
KINTOで用意されている車種は、トヨタ車とレクサス車、SUBARU車のみです。トヨタグループに属する株式会社KINTOが運営するサブスクリプションサービスのため、トヨタグループ以外の車種はどうしても少なくなってしまいます。
また、車両切替によっては一時的に取り扱いが無くなっていたり、仕様が変わっていたりすることもあるので、希望の車種がある場合は店舗へ確認しましょう。
必ずしも公式サイトにある車を契約できるとは限りませんので、申込の際には十分に注意してください。
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車の残存価値を気にして乗る必要がある
KINTOは車の残存価値を気にして利用しなければなりません。ただし、これはKINTOに限ったことではなく、契約終了後に車を返却する必要があるカーリースやカーシェアリングにも同じことが言えます。
契約満了時には原状回復して車両を返却する必要がありますが、以下のような状態が見受けられる場合には、その修復に伴う費用を負担しなくてはなりません。
- 修理やクリーニングが必要
- 車両価値の低下とみなされる状態
- 数cmに及ぶ傷や、凹みといった通常使用の範囲を超える損傷
また、KINTOには1ヶ月あたり1,500kmの走行距離制限が設けられており、規定の距離数「1,500km × 利用月数」を超えた場合には、トヨタ車は1kmあたり11円(税込)、レクサス車・SUBARU車は1kmあたり22円(税込)が契約終了時に請求されます。
すなわち、契約終了時には「修繕・修復費用」+「走行距離超過による精算」が発生するので、車両を傷つけたり走行距離制限をオーバーすることのないように気をつけて利用するようにしましょう。
加入中の任意保険を引き継げない
KINTOの月額料金には自動車保険が含まれており、すでに加入している任意保険を引き継ぐことはできないため注意が必要です。
ただし、解約や満期にて中断した契約の等級をKINTOの契約終了後、新たな契約に引き継ぐことができる「中断制度」という制度もあるので、加入中の保険会社にあらかじめ確認しておくといいでしょう。
なお、KINTOにセットされている自動車保険は年齢や等級などに影響せず、誰でも同じ金額で利用できます。事故やケガの補償をフルサポートしてもらえ、万が一事故で保険を使用しても月額利用料は変わりません。
保険に関する煩わしい手続きは一切不要で、KINTOに申し込めば納車時には保険が開始されるので安心です。
- 対人・対物賠償責任保険(無制限)
- 人身損害保険(トヨタ車・SUBARU車の場合は5,000万円まで、レクサス車の場合は1億円まで)
- 車両保険(自己負担は5万円まで)
- 弁護士費用特約
- レンタカー費用補償
- ロードサービス
上記の補償は契約者だけでなく、家族や友人など契約者が車の使用を認めた人が運転している間の事故にも適用されます。
さらに、事故現場で困った際に専門スタッフに相談できる「事故現場アシスト」もセットされており、誰でも安心して利用しやすい環境と言えるでしょう。
\事故やケガの補償をフルサポート!/
評判が悪いって本当?KINTOの口コミ・評判を調査
ここからは実際にトヨタのKINTOを利用した人や、検討している人による口コミ・評判を紹介していきます。口コミ・評判では、乗ってみてはじめて知るメリットや、自分では思いもよらないデメリットを知ることができるでしょう。
いい評判ばかりに注目するのではなく、悪い評判やその理由もチェックすることが大切です。両方の面を踏まえたうえで、KINTOを利用するかどうかを考えてみてください。
KINTOのいい口コミ・評判
KINTOのいい口コミをTwitterで調査したところ、下記のような評判があることがわかりました。
KINTO使ってクルマ調達する事にした。費用の見通しが立つのでわかりいいのと、3年総額が悪くない金額だったので。カード払い出来るのもよい。
参照元:https://twitter.com/hiroito1118/status/1208213941379203073
車、売るのも買うのもプロセスを楽しめないとマジで面倒くさいので KINTO みたいなサブスクとか全然アリだと思いますね。ただ、純粋に車が好きで車の仕事してるオジさん達はみんな仕事楽しそうで、そういう人たちと次々出会えるのはなかなか悪くない
参照元:https://twitter.com/Liliaceae/status/1330054771676487680
車、2年間で概ね20-30万くらいの維持費がかかって10年償却くらいと考えると、300万の車で年間40-50万くらい。月3〜4万くらいと考えるとKintoもあながち悪くない?
参照元:https://twitter.com/Morlin1129/status/1239190273281765376
車のサブスク KINTOを初めて利用。
オンラインでの契約手続きから審査完了までわずか30分ほど。
20歳の子が乗るのですが、車検、任意保険、税金、オイルからタイヤ交換に至るまでの消耗品費全てコミコミの値段としてはいいかも。
途中解約も条件付きで可能だし。
何より納期が短いのが良い😊
参照元:https://x.com/Marumi1978/status/1614540571271655424
まとめると、KINTOにおけるいい評判は以下のとおりです。
- 会社経営などならリース契約は100%経費になるのでその点もいい
- 費用がコミコミで可視化できて支払いの見通しが立てやすい
- カード払いができるのもうれしい
- 維持費を考えると、同額の車購入と比べてKINTOを選ぶのも悪くない
- 短い時間で審査が完了した
- 中途解約がしやすい
- 納期が短くてすぐに車を持つことができる
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口コミ・評判では手続きの負担軽減や、コストパフォーマンスの高さを評価する意見が多く見られました。とくに「車を所有すること」よりも、「車を利用すること」に重点を置いている人からの評判がいいようです。
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KINTOの悪い口コミ・評判
KINTOの悪い口コミをTwitter調査したところ、下記のような評判があることがわかりました。
トヨタ kinto それなりの値段の新車を日常的に買い換えている人にとっては、悪くない買い方だと思う
参照元:https://twitter.com/kamikawakaworu/status/1207247438144135168
けれど、中古の軽30万円で買って、かれこれ6年くらい乗っている私にしてみれば kintoは高すぎるんだよね
そもそも200万円、300万円の車を買うっていう選択肢が頭にないから、比較対象にならない
トヨタのサブスク「KINTO」、最低でも3年契約しなきゃいけないの?何だそりゃ、安くもないし誰が使うんだ?
参照元:https://twitter.com/wantana54/status/1217098943818956800
トヨタのkinto。あんまり契約伸びてないみたいだけど、あのCM見てても、諸経費込みだから寧ろアリみたいに言われてもあの値段がそもそも安く無い上に、そこにガレージ代掛かるし、結局自分の所有物にもならんわけだから、やっぱ高いよね^^;
参照元:https://twitter.com/Shiden_Nirone7/status/1217609922990374913
逆にそれだけ払う人は買うだろうし。
TOYOTAのサブスクKINTOってどの層狙ってるんだろ?月額料金が思った以上に高いし、駐車場のコストも考えたら、スポットのカーシェアかレンタカーで十分な気がする…そこそこ収入ある顧客層なら買った方が良さそう。色々乗り回せるのがいいのかなぁ
参照元:https://twitter.com/mochi_115/status/1187551756684689408
結局さ、ドラレコつけると6000円、3年で21万円😲 「それ今どき、高くね?」となるわけです。 ヤリスの宣伝もやたら「若者」向けに絞りすぎて、なになに子連れはダメなの❓みたいな突き放された内容(子連れはデカイのにしろみたいな)。色々微妙で、聞く耳持たない政府より鈍感なトヨタさん。
参照元:https://twitter.com/sevente67845286/status/1251343762397093888
KINTOにおける悪い評判をまとめると、以下のとおりです。
- 中古の軽(30万円など)を5年前後乗る人にとってはコスパが悪そう
- 最低でも3年間という契約期間は長く感じる
- 諸経費込みだが値段が安いと感じられない
- 月額料金が思った以上に高いし、駐車場のコストも考えたら、スポットのカーシェアかレンタカーで十分な気がする
- ドライブレコーダーが別途料金になっているため、最近の費用感だと高く感じる
「最終的には所有物とならない」「走行距離の制限がある」など、新車を購入した場合と比較して挙げられるデメリットが多く見られました。
また費用の内容に関して、「駐車場代、ドライブレコーダーが費用に含まれないこと」を不満に感じている意見も。実際に試算していくと、月額費用が高くつく可能性も指摘されています。
KINTOが向いている人の3つの特徴
メリット・デメリットと口コミ・評判を参考にすると、KINTOには向いている人と向いていない人がいることがわかりました。
ここでは、KINTOの利用が向いている人について解説していきます。
上記の条件に当てはまる人は、その理由についても触れているのでぜひ参考にしてみてください。
自動車免許を取ったばかりの人
自動車免許を取ったばかりの場合は、任意保険の等級が低く、保険料が高くなりがちです。
しかし、KINTOであれば保険料も月額料金に含まれているうえ、等級による価格の変化なども起こりません。補償内容も手厚いため、万が一事故を起こしてしまっても賠償額をしっかりと補償してもらえます。
しかし、任意保険料が安く済むぶん、本来であれば加入を続けることで上がっていく等級も、現状維持のままとなる点は留意しておきましょう。
また、メンテナンス費や車検も月額料金にコミコミで、整備水準の高いトヨタやレクサスなどの正規ディーラーに依頼できることも魅力です。車に関するお悩みを車両に詳しいプロに相談しやすいので、車の扱いにまだ慣れていない人でも安心できるでしょう。
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短期間(3~7年)しか車に乗らない人
KINTOの契約期間は「初期費用フリープラン」で3年・5年・7年(※)、「解約金フリープラン」は3年で、「解約金フリープラン」なら契約終了前でも中途解約金なしで車の返却が可能です。※レクサス車は3年のみ
そのため、KINTOは以下のような理由で、短期間だけ車を利用したいという人に向いています。
- 数年以内に海外転勤、海外移住の予定がある
- 高齢による免許証返納の時期が近付いている
- 転居など車が不要になることが予想される
- 定期的に違う車に乗り換えをしたい
また、KINTOでは幅広い車ラインナップを展開しており、契約期間が終了するか「のりかえGO」を利用すれば別の車両に乗り換えられるので、飽きやすい方やさまざまな車に乗ってみたいという方にもおすすめです。
\ニーズに合わせて選べる2つのプラン/
月々の支払いを均一化したい人
車を所有すると、メンテナンス費や保険料、車検や故障修理による突発的な支払いが起きることがあります。内容によっては数十万円以上かかる場合もあり、対処できなくなる可能性も。
しかし、KINTOであれば諸経費コミコミで毎月の支払額が均一化されており、不測の事態が起きても、大きな出費が発生することはほとんどありません。先々まで支出管理ができるので、安心して車を利用しやすいでしょう。
さらに、「初期費用フリープラン」は頭金が一切不要で、通常申込金として発生するまとまったお金を用意する必要もないので、大きな支出を抑えたい人にもおすすめです。
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KINTOが向いていない人の3つの特徴
では、KINTOが向いていないのはどのような人でしょうか。
悪い口コミ・評判を参考にすると、次のような人がKINTOに向いていないことがわかりました。
上記のような人は、メリットが感じにくくなる傾向にあるため、心当たりがある場合はしっかりチェックしてみてください。
トヨタ・レクサス・SUBARU以外の車に乗りたい人
KINTOではトヨタやレクサス、SUBARUの車両のみを取り扱っているため、そのほかのメーカーの車に乗りたい人にはおすすめできません。
さまざまな車種が選べるカーリースやカーシェアリングサービスがあることを踏まえると、見逃せないデメリットになります。トヨタ車やレクサス車、スバル車以外で乗りたい車種がある人は、注意してください。
1〜2年の短期か10年以上の長期で車に乗りたい人
KINTOの契約期間は「初期費用フリープラン」で3年・5年・7年(※)、「解約金フリープラン」は3年であるため、1〜2年の短期、もしくは10年以上の長期で同じ車を利用したいと考えている方には、契約期間の長さもデメリットでしょう。※レクサス車は3年のみ
「解約金フリープラン」なら契約終了前でも中途解約金なしで車の返却が可能である一方、「初期費用フリープラン」を契約している場合の中途解約には解約金が発生してしまいます。
実際の口コミ・評判でも、「最短で3年は長い」という声や「長期で利用するなら購入したほうがいい」とする声も見受けられました。短期や長期での利用を検討している場合は、KINTOのメリットを受けにくくなることを覚えておいてください。
任意保険の等級が高い人
KINTOの月額料金には自動車保険が含まれており、この自動車保険は年齢や等級に影響されず誰でも同額です。そのため、保険料が高い傾向にある任意保険の等級の低い人にとってはお得なシステムだと言えます。
一方で、すでに20等級や、それに近い等級である人は保険料の割引率も高く、もともと保険料の負担が軽減された状態であるため、保険料込みの月額料金が割高に感じられるケースもあるでしょう。
諸経費込みで定額化されるサブスクリプションサービスは本来よりも割高になる可能性があり、保険料が割高になる不安を指摘する口コミ・評判も見つかりました。
また、KINTOは加入中の任意保険を引き継ぐこともできないので、最初から保険料に負担を感じていない人は要注意です。
KINTOとカーリース会社の料金比較
サービス | コンパクト車の料金(税込) | SUV車の料金(税込) | ミニバン車の料金(税込) | セダン車の料金(税込) | 高級車の料金(税込) |
---|---|---|---|---|---|
16,720円〜 | 25,740円~ | 26,510円~ | 18,480円~ | 74,800円~ | |
21,180円~ | 23,820円~ | 22,720円~ | 23,710円~ | 54,060円~ | |
27,390円~ | 29,700円~ | 35,420円~ | 34,760円~ | 91,960円〜 | |
22,880円~ | 25,410円~ | 29,920円~ | 25,080円~ | 70,510円~ |
最後にKINTOと、各カーリース会社の料金を比較していきます。
カーリースとは月々定額で車に乗れるサービスで、メリットや特徴はKINTOとほとんど変わりませんが、会社によっては契約期間や月額料金に含まれているサービス内容など細かな違いが見られるでしょう。
総合的に判断するためにも、5社を比較しながら確認してみてください。
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コンパクト車の比較
サービス | 取り扱い車種 | 料金(税込) |
---|---|---|
トヨタ スバル | 16,720円〜 | |
トヨタ 日産 ホンダ マツダ スバル スズキ ダイハツ 三菱 | 21,180円~ | |
トヨタ 日産 ホンダ マツダ スバル スズキ ダイハツ 三菱 | 27,390円~ | |
トヨタ 日産 ホンダ マツダ スバル スズキ ダイハツ 三菱 | 22,880円~ |
比較的手ごろな価格で提供される「コンパクトカー」は平均して2~3万円前後。一番安かったのは「KINTO」で、月々16,720円〜という結果となりました。
また、ほかのカーリース会社はカーナビが付いていない、またはメンテナンス費用が含まれていないなどのデメリットがあるのに対し、KINTOはすべてコミコミの月額料金となっています。
そのため、KINTOと同様のサービス内容に合わせて比較すると、KINTOの料金はコスパがいいと言えるでしょう。
SUV車の比較
サービス | 取り扱い車種 | 料金相場(税込) |
---|---|---|
トヨタ レクサス SUBARU | 25,740円~ | |
トヨタ 日産 ホンダ マツダ スバル スズキ ダイハツ 三菱 | 23,820円~ | |
トヨタ 日産 ホンダ マツダ スバル スズキ ダイハツ 三菱 | 29,700円~ | |
トヨタ 日産 ホンダ マツダ スバル スズキ 三菱 | 25,410円~ |
SUV車の場合、KINTOは23,820円(税込)〜と大きく上昇した料金設定となりました。
一方の「コスモMyカーリース」は、29,700円(税込)~でコンパクトカ車とほとんど変わらず、月額料金のなかに次の料金を含んでいます。
- メンテナンス費用
- 車検
- 税金
サービスの充実度はカーリース会社のなかでも、トップレベルといえるでしょう。
また、コンパクトカーのときと同じで低価格なのが「おトクにマイカー 定額カルモくん」でした。
ミニバン車の比較
サービス | 取り扱い車種 | 料金相場(税込) |
---|---|---|
トヨタ | 26,510円~ | |
トヨタ 日産 ホンダ スバル 三菱 | 22,720円~ | |
トヨタ 日産 ホンダ マツダ スバル スズキ ダイハツ 三菱 | 35,420円~ | |
トヨタ 日産 ホンダ スズキ 三菱 | 29,920円~ |
ミニバン車における平均価格は、2~5万円前後と会社によって大きく差が出る結果となりました。KINTOの価格は26,510円(税込)からとなっています。
「コスモMyカーリース」は3万円台から用意しており、サービス内容も充実しています。
「おトクにマイカー 定額カルモくん」は2万円台、「オリックスカーリース」は約3万円弱。どちらもコンパクトカーやSUV車に比べて、車種も少なくなっている点もポイントです。
セダン車の比較
サービス | 取り扱い車種 | 料金相場(税込) |
---|---|---|
トヨタ レクサス | 18,480円~ | |
トヨタ 日産 ホンダ マツダ スバル スズキ ダイハツ | 23,710円~ | |
トヨタ 日産 ホンダ マツダ スバル スズキ ダイハツ | 34,760円~ | |
日産 ホンダ マツダ スバル スズキ ダイハツ 三菱 | 25,080円~ |
3ボックスで4ドアの形状が一般的なセダンは、ファミリー層に人気の車種になります。
平均価格を見ていくと、2万円台・4万円台・5万円台と大きくわかれる結果となりました。
KINTOの料金相場は5万円台となり、同列だった「コスモMyカーリース」とも1万円ほどの差が開いています。
またセダン車では、ミニバン車よりも車種を多く取りそろえているところが多いです。
以下の車種については、KINTO以外の3社すべてで取り扱いがありました。
- 日産
- ホンダ
- マツダ
- スバル
- スズキ
- ダイハツ
上記の車種は、KINTOでは取り扱っていないものになります。しかし、レクサスを取り扱う会社はKINTOのみです。
車種を重視したいかどうかも、会社を選ぶポイントといえるでしょう。
高級車の比較
サービス | 取り扱い車種 | 料金相場(税込) |
---|---|---|
レクサス | 74,800円~ | |
トヨタ | 58,020円〜 | |
トヨタ | 91,960円〜 | |
レクサス | 70,510円~ |
高級車では「KINTO」と「オリックスカーリース」をレクサス、「おトクにマイカー 定額カルモくん」「コスモMyカーリース」をクラウンに絞って比較しています。
やはり圧倒的な安さを誇ったのは5万円台の「おトクにマイカー 定額カルモくん」。一方で、もっとも高くなったのは、9万円台のコスモMyカーリースとなりました。
しかし、「おトクにマイカー 定額カルモくん」「オリックスカーリース」「コスモMyカーリース」では、一部のメンテナンスや定期点検が別途となっているケースもあります。
そのため諸経費を含めると、この表示金額よりもアップする可能性があるでしょう。
対してKINTOは、最初からすべてを含めた金額で検討できるため、計算やプランの組み立てが苦手な方にもおすすめです。
KINTOの口コミ・評判まとめ
今回はトヨタの車サブスクリプションサービス「KINTO」について、まとめました。この記事のポイントをまとめると、以下のようにになります。
【KINTOを使うメリット】
【KINTOを使うデメリット】
KINTOは固定の月額料金で、車を利用できる画期的なサービスです。しかしそのメリットを感じられるかどうかは、人によって差があります。
まずは自分の利用したいシチュエーションと、長期的なイメージを固めておくことが大切です。
KINTOによるメリットをどれくらい受けられるのか、自分の場合に当てはめて確認してみてくださいね。