米“2倍”利下げもウォール街では好意的「経済にとって素晴らしいこと」

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 アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)が政策金利を通常の2倍の利下げ幅にあたる0.5%引き下げたことに対し、ウォール街では好意的に受け止める声が多く上がっています。

ウォール街で話を聞いた人
「少しポジティブに感じている。ただ、ポジティブに捉えるには慎重を期す必要がある。まずは住宅ローン金利が少し下がって欲しいし、将来的には自動車やその他重機の購入についても価格が少し下がることを期待している」
「高利子のため住宅購入は難しくなっていたので、住宅ローン市場はかなりのペースで回復するだろう。以前は買えなかった人も買えるようになる」
「経済にとって素晴らしいことだ。資金は(リスクの低い)国債から、よりリスクが高く利回りの高い資産、例えば売り上げ債権のようなものに流入することになる。数年前より経済は強くなっていると思う。私たちは債務事業を営んでいるので、金利が下がれば低金利で貸し出すことができる。そうすれば他の人たちの借入金も少なくなる。経済にとっては素晴らしいことだ」
「予想以上に金利が引き下げられたことは驚きだが、住宅購入が減っていることを考えれば金利が下がるのは良いことだ。何事もそうだが効果が出るまでには少し時間がかかる。しかし、物価は下がり、食料品価格も下がり、車の購入が増えるはずだ」