北海道グルメ集結!秋の物産展”食べられる国宝”も登場

経済

 海鮮グルメから「国宝」と呼ばれるお肉まで。今年も始まった「秋の大北海道展」。最大限楽しむコツを物産展のスペシャリストに聞きました。

■プロが伝授!物産展“楽しむコツ”

 北の大地が育んだ絶品グルメ。カニ、カニ、さらにカニ。もう一つカニ。イクラにホタテ。北海道と言えばやっぱり海鮮。そして、十勝豚を使った逸品も。

 今年も「大北海道展」が16日から始まりました。タラバガニを購入した夫婦は北海道に行かなくても楽しめると話します。

タラバカニを丸ごと購入した60代の人
「ありがたいですよ、(北海道に)行くと言ってもそんなに頻繁に行かないから。近いですし」

 今年の“推し”はイモ。ジャガイモとサツマイモの2種類のイモです。

 ジャガイモとカニがコラボした「かにと男爵いもの甲羅揚げ」。甲羅の中に男爵イモ、そして主役のカニ、函館牛乳を使ったホワイトソースをたっぷり詰めて揚げました。

 ジャガイモで牛肉を挟んだ「帯広牛とカラフルじゃがいも串」。真ん中のジャガイモは、ピンクの物と紫の物が選べます。紫色はホクホクの「シャドークイーン」。ピンクは甘みが強い「ノーザンルビー」。

 この2種類は北海道にしかない珍しいジャガイモです。

 そして、サツマイモを使ったのが秋限定の「北海道産紅あずまクリームパフェ」です。マスカルポーネチーズが入ったさっぱり味のソフトクリームに、上品でしっかりとした甘さが特徴の北海道産「紅あずま」で作ったクリームを乗せました。

 大胆にトッピングされているのは、小樽の超人気店「ルタオ」のチーズケーキを10分の1にしたものです。

高島屋 食料品催 山本浩バイヤー
「北海道も温暖化の影響を受けて、さつまいもの生産が増えている。北海道のさつまいもの特徴は日照時間が長く、生産に掛かる時間が長いので、糖度が高くて甘く、今はやりのねっとりしたさつまいも」

 新たな北海道グルメ・サツマイモへの期待は大きいようです。

 そんななか、イベント会場で最もにぎわっていたのが…。

 北海道根室沖で取れたハナサキガニのほか、ベニズワイガニ、タラバガニ、ホンズワイガニの爪、マルズワイガニのカニ尽くし「豪華カニ5種盛り弁当」。まるで“カニの玉手箱”です。

 北海道グルメは、海鮮だけではありません。北海道十勝産の貴重な黒豚を直火&特製ダレで香ばしく焼いた「十勝黒豚ぶた丼」も大人気です。柔らかく、脂身が溶けやすい肉と甘辛く、くどくないタレがご飯によく合います。

 そして今回、世界でも珍しい“食べる国宝”が登場しました。「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」です。霜降り率の高い赤身の濃厚でジューシーな味わいと、融点が低く、口の中に入れた瞬間にとろけるようなヘルシーな脂の芳醇(ほうじゅん)なうまみが特徴です。

 ハンガリーの国宝とも称されるというマンガリッツァ豚。長い苦労の末、日本国内で初めて繁殖に成功したといいます。

十勝ロイヤルマンガリッツァファーム 牛膓健司さん
「(Q.おいしく食べるには?)ぜひ、シンプルに召し上がっていただきたいと思いまして。お湯にお塩を溶かして、だしを入れずにそこにお肉をしゃぶしゃぶして召し上がっていただくと、お肉のうまみがダイレクトに分かるのでぜひ、それで食べていただければ」