囲碁の七大タイトルの一つ、名人戦七番勝負の第6局で挑戦者の一力遼棋聖(27)が勝利し、通算4勝2敗で「名人」タイトルを奪取するとともに4冠達成となります。
芝野虎丸名人(24)に一力棋聖が挑戦する名人戦第6局の2日目は、千葉県木更津市のホテルで31日午前9時から始まりました。
ここまで3勝2敗と一力棋聖がリードして迎えた第6局は午後5時41分、一力棋聖が芝野名人に勝利し、「名人」タイトルを奪取しました。
これで、すでに保持している「棋聖」「天元」「本因坊」と合わせ、七大タイトルのうち4冠の達成となります。
一力棋聖は先月、主要な国際棋戦で日本勢では19年ぶりの優勝という快挙を達成したばかりです。
名人戦の優勝賞金は3000万円です。