容疑者の男「凶器は捨てた」 兵庫・たつの市 女児刺傷事件

社会

 18年前、兵庫県たつの市で、小学4年生の女の子を刃物で殺害しようとしたとして逮捕された男が、警察に対し「凶器は捨てた」という趣旨の供述をしていたことが分かりました。

 勝田州彦容疑者(45)は2006年9月、たつの市で、塾帰りだった当時小学4年の女の子の胸や腹を刃物で刺して重傷を負わせた、殺人未遂の疑いで逮捕されています。

 その後の捜査関係者への取材で、勝田容疑者が逮捕前の任意の取り調べに「凶器は捨てた」という趣旨の話をしていたことが明らかになりました。

 証拠隠滅のためとみられ、凶器は18年後の現在も見つかっていません。

 警察は、勝田容疑者が入念に下見を重ねたうえで、防犯カメラがなく、人通りの少ない場所を犯行現場に選んだとみて、動機などを捜査しています。