「不適切な行為があった」複数の女性職員がハラスメント被害訴え 茨城・消防本部

社会

 茨城県ひたちなか市の消防本部が「不適切な行為があった」として、複数の女性職員がハラスメント被害を訴えていることを明かしました。

 ひたちなか・東海広域事務組合消防本部によりますと、7月下旬、複数の女性職員がハラスメントの窓口に相談をして8月に正式な相談申出書を提出しました。

 消防本部はハラスメントの内容を明らかにしていません。

 消防本部はその後、第三者を交えたハラスメント対応委員会を設置し、本人や関係者らから話を聞くなどしています。

 ハラスメント問題が発覚した後、被害に遭った女性らは「同僚職員から心ない言葉を掛けられた」と話していて、上司が「組織として協力できない」という発言をしていたことも分かりました。

 消防は「不適切な行為があったことは事実。職員のハラスメントの認識が甘かった」としていて、再発防止策を検討するとしています。

 女性は警察に被害届を提出していて、警察が当時の詳しい状況を調べています。