トランプ氏 安保担当補佐官にウォルツ氏起用 対中強硬派

国際

 アメリカのトランプ次期大統領は、国家安全保障問題担当の補佐官に対中強硬派のマイク・ウォルツ下院議員を起用すると発表しました。

 国家安全保障問題担当の補佐官は国防や外交全般について大統領に助言し、アメリカの政策決定に大きな影響を与える重要ポストです。

 ウォルツ氏はフロリダ州選出の下院議員で、アメリカ陸軍の特殊部隊「グリーンベレー」としてアフガニスタンや中東などで従軍した経歴を持っています。

 ウォルツ下院議員は下院における中国批判の急先鋒として知られ、NATO(北大西洋条約機構)の加盟国に対しても防衛費を増額するよう主張しています。

 トランプ次期大統領は声明で「アメリカ第一という私の外交政策を強力に支持してきたウォルツ氏は『力による平和』を追求するとてつもない推進役になるだろう」としています。

 また、トランプ次期大統領はCIA(中央情報局)の長官に元国家情報長官のジョン・ラトクリフ氏を起用すると発表しました。