今シーズン、マグロが豊漁。一方“前はいなかった魚”も増えています。
北川漁業 野表秀生さん
「(Q.この大きな魚は何ですか?)マグロです。キハダマグロの少し小さいキメジ」
さっぱりとしながらも、ほどよい甘味が楽しめるキハダマグロ。身が締まっているので刺し身は絶品です。
そんなキハダマグロが今、静岡県で豊漁。平年の10倍取れています。
北川漁業 野表秀生さん
「最近ものすごく入るようになって今年に入ってキハダが多くなった」
同時に増えているのが、体に2本の線がある魚。その正体は…。
ダイビングショップ 海好き代表 福田航平さん
「タカサゴという魚の種類をまとめてグルクンと呼んでいる。伊豆ではあまり見られていなかった魚。5年、10年で数がすごく増えた。沖縄とか九州の方とかでよく見られた魚」
グルクンは暖かい海でよく取れる魚で、沖縄県では「から揚げ」にして食べるのが定番です。
実はキハダマグロも暖かい海を好む魚。南の海の魚が静岡で増えている、その訳は…。
静岡県水産・海洋技術研究所 伊豆分場 鈴木勇己主査
「要因は黒潮の大蛇行。水温が上がることによって普段、見られない南の魚がより北に移動してきた」