アメリカのバイデン大統領とトランプ次期大統領がホワイトハウスで会談し、政権の移行に向けて協議しました。
(梶川幸司記者報告)
選挙戦では激しく批判しあった2人ですが、会談の冒頭、握手を交わし、互いにファーストネームで呼び合うなど、和やかな雰囲気を演出しました。
バイデン大統領
「次期大統領で前大統領のドナルド、おめでとう。円滑な政権移行を楽しみにしている」
トランプ次期大統領
「ありがとう。政治は厳しく、多くのことで良い世界ではないが、きょうは良い世界だ。円滑な政権移行に感謝する」
会談は2時間に及び、バイデン氏は円滑な政権移行を約束した一方、ウクライナ支援の必要性を強調したということです。
会談終了後、トランプ氏は次の国務長官に「対中強硬派」のマルコ・ルビオ上院議員を起用すると発表しました。
また、CNNなどは、共和党が上院に続き下院でも過半数を確実にしたと報じました。
トランプ氏は議会の支持を固めながら、来年1月の就任式に向けて政権移行を進めていくことになります。