スペイン再び集中豪雨 観光地マラガで洪水 “水上竜巻”発生か

国際

 また新たに集中豪雨に見舞われました。

 スペイン南部のアンダルシア州。降り続く雨で、たちまち道路が冠水。ごみ箱が流されていきます。

 2週間前、東部のバレンシア州を襲った記録的な雨と大洪水。これまでに確認された犠牲者は223人。いまだ17人が行方不明となっています。

 懸命の復旧作業が続いていますが…。

清掃作業員
「時間との闘いです。また雨の予報なので、できるだけキレイにしないといけない」

ボランティア
「午後6時で帰るように言われている。DANAのせいです」

 スペイン各地で続く大雨。原因は「DANA」と呼ばれる強力な寒冷低気圧です。地中海沿岸部では、この時期、寒気を伴った低気圧が南からの暖かい空気とぶつかり大雨をもたらすといいます。

 DANAによる大雨はバレンシア州を皮切りに、1週間後には北東部のカタルーニャ州で。さらに、今度はアンダルシア州で洪水を引き起こしたのでした。

 海沿いの観光地マラガでは前日までの天気が一変…。

撮影者
「海の竜巻だ。ミランダ、竜巻みたいなもの見える?」

 水上竜巻の目撃情報が相次ぐ事態に。当局は付近の川が氾濫する危険性があるとして約3000人に避難指示を出すなど、警戒を呼び掛けています。