中国が出資の巨大港 ペルーで開港 米に滲む警戒感

国際

 APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議開幕にあわせて、ペルーでは中国企業が大半を出資する巨大な港が開港しました。

 ペルーの首都リマの郊外で14日に開港したチャンカイ港は、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の事業のひとつです。

 大半を出資した中国の海運大手が運営の決定権を握り、アジアと南米を結ぶ貿易の効率化につながると指摘されています。

 歴史的にアメリカの影響力が強かった中南米で中国が経済力を武器に影響力と存在感を強めています。

 こうした状況にアメリカ側は、この港が軍事利用される可能性があると警戒感を強めています。