偽の投資アプリに誘導され…80代男性が投資詐欺で1150万円の詐欺被害 埼玉

社会

 マッチングアプリを利用していた埼玉県の80代の男性が嘘の投資話を持ち掛けられ、現金1150万円以上をだまし取られました。男性は実在する会社の偽の投資アプリに誘導されていました。

 埼玉県吉川市に住む80代の男性は5月中旬からマッチングアプリで知り合った女性を語る者らから、SNSを通じて「ドルに換えたい金額を入金すると一日0.6%の利益が出る」といった嘘のメッセージを信じ、およそ4カ月間、14回にわたって指定された口座に現金1150万円以上を振り込みました。

 男性は相手から送られてくる画像や偽の投資アプリで利益を信じ込んでいて、自身の金が少なくなって出金しようとした際に「所得税分の入金が必要」「アカウントの凍結解除に入金が必要」などと言われ、被害に気付いたということです。

 警察は簡単に利益が出るなどといった投資話は詐欺を疑い、相手の指示には従わず警察や家族に相談するよう呼び掛けています。