ノーベル平和賞の受賞が決まった日本被団協が15日に始めた授賞式参加の旅費を募るクラウドファンディングが、目標金額の1000万円に達しました。
今年のノーベル賞の授賞式は来月10日にノルウェーのオスロで開かれ、平和賞に選ばれた日本被団協は代表団31人での出席を計画しています。
一方、ノーベル賞委員会からは代表3人分の旅費しか支給されないため、被団協は今月15日からクラウドファンディングで1000万円の支援を募っています。
日本被団協事務局次長 濱住治郎さん
「歴史の重要な転換点での授賞式において、世界に向けて、ノーモア被爆者のメッセージを発信したい」
クラウドファンディングのホームページによると、15日午後11時すぎにはすでに1000万円を超える支援が集まっています。
被団協の代表団は来月8日に出発し、代表委員の田中熙巳さんが講演するほか、オスロ市内の高校や大学での講演も予定されています。