「JPドラゴン」幹部を日本に移送へ 特殊詐欺事件で警視庁が逮捕の方針

社会

 フィリピンから日本人を狙った特殊詐欺事件に関わったとして犯罪グループ「JPドラゴン」の幹部が日本に移送され、警視庁が逮捕する方針であることが分かりました。

 「JPドラゴン」は日本の元暴力団員らにより、フィリピンで作られたグループです。

 このグループのナンバー3にあたる小山智広容疑者は、フィリピンで起きた詐欺事件に関わったとして1月に首都マニラで現地警察に確保され、現在、入国管理局の施設に拘束されています。

 その後の捜査関係者への取材で、小山容疑者を含めた3人が19日に日本に移送され、警視庁が逮捕する方針であることが分かりました。

 小山容疑者は2019年に都内で起きた50代の女性に対する特殊詐欺事件を巡り、窃盗容疑で逮捕状が出ていました。

 小山容疑者は、広域強盗事件の指示役として逮捕された「ルフィグループ」の今村磨人被告が警視庁の留置施設にいた際にテレビ電話で連絡を取っていたことも分かっています。

 警視庁は「JPドラゴン」と「ルフィグループ」に接点があったとみて関連を調べています。