大学入学共通テストに新たに導入された「情報」の教科について、大学教授らが導入は早すぎるとして、文部科学省に反対署名を提出しました。
大学教授や予備校講師らは、「情報」が高校で必修化されて3年目であり、教科として確立されていないため、共通テストに導入するのは早すぎるとしています。
文科省の調査では、必修化された2022年度当初は担当教員のおよそ6分の1が情報の免許を持っていませんでした。
また、今年の受験生が履修した時点では、全国規模での教育体制が整っていなかったと指摘しています。
武蔵大学 大内裕和教授
「(今回のテストでは)都道府県、高校別に大きな格差が出る危険性がある」
また、一部の国公立大学は「情報」の点数を配点しないと公表していて、共通テストの教科としての妥当性に疑問があるとしています。