牛の感染症「ランピースキン病」福岡で確認 国内初

経済

 牛の乳の分泌量が少なくなるなどの症状が出る感染症「ランピースキン病」が国内で初めて確認されました。

 牛の感染症であるランピースキン病は、全身の皮膚にしこりなどができるほか、乳の分泌が減少するなどの症状がみられる病気です。

 農水省などによりますと、6日に福岡県の2つの農場で確認され、18日までに福岡の8カ所の農場と、そこから移動した牛が飼育されていた熊本の農場1カ所で相次いで確認されています。

 国内で感染が確認されたのは初めてです。

 感染経路は主に蚊や吸血性のハエなどで、人には感染しないということです。

 発生を受けて福岡県は、まん延防止のため農場から半径20キロ以内の県内で飼育されている牛を対象にワクチン接種を命じ、21日から接種が開始される予定です。